アイルランドワーホリ日記(2022~2023) ~ニート羊は英語で話す夢を見るか?~

我、古今東西の酒を愛する日本羊なり!ワーホリにかこつけてアイルランドでビール三昧。語学学習...?知らない言葉メェねえ。

McDonald's VS McDonagh's

 違いのわかる羊になりたい。

 

 昨日に続いて食レポ記事を投稿したいと思う。というのも、今日のランチでの出来事だ。正直、ステイ先での朝食、おやつ、夕食があれば昼食は抜いても問題はないのだが、早くアイルランド文化に馴染むためにも、これから週2くらいは外で何かを見つけて食べたいと思っている。今日はフィッシュアンドチップスで有名なMcDonagh's(マクドナーズ)さんにお邪魔した。

 

 困惑する方も多いだろう。「え、海外まで行ってマック(マクド)でフィレオフィッシュ?」と。そう、アイルランドにおいても、マックは最も有名なファストフード店の一つとして君臨している。少し規模のある街を歩けば店舗を見つけられることだろう。しかし、私メェが今日突撃したのは、マックではなく、マクドナーズである。マクドナーズ。マクドナハズ?マクドナーズ。

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 マクドナーズも、おそらくマックと同じファストフードにカテゴライズされるショップで、魚専門店を謳っており、お決まりのフィッシュ(揚げ)はもちろん、焼魚や魚のスープ、少し変わり種で生牡蠣もある。(申し訳程度にチキンもある。)メインに合わせてチップス、オニオン、その他ディップソースをお好みで追加するシステムだ。初回ということで、COD(たら)とタルタルソースを注文すると、レジのお姉さんに笑顔で「チップス?」と尋ねられ、芋は正直要らなかったのだが(写真を見た時点で不安になる量/メニュー画像参照)、お姉さんの営業スマイルに負けてチップスもお願いしてしまった。あとは頑張った自分メェにビールを添えて。※何のビールが出て来るかはこの時点では不明※

 

 待つことおよそ3分程。待機番号があるわけではなく、自分メェの分が出来上がるとレジのお姉さんが "Yours!" と声をかけてくれた。ウキウキしながら受け取りに行く。

 

 ン

   ⭐︎

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 アイリッシュさぁ…。規格外なんだよなぁ、いろいろと…。

 

 皮がパリパリでおいしい。タルタルソースは酸味が強めだったので、私メェの好みとはちょっと違うかな(卵っぽいほうが好きなのだが、サワークリーム感が強かった。)と思いつつも、ビールにも合うしなかなか良い。ただ問題はその量で、自分なりに頑張ってはみたが、チップスはおろかフィッシュでさえ完食できなかった。お値段はビール代も合わせて2,000円程。料理が1,500円程度と考えればそこまでコスパは悪くなく思えるが、できれば800円くらいでハーフサイズを出してくださいマジでお願いします。カールスバーグの500ml缶を初めて見たのでテンションが上がった。ビールがカールスバーグなのは緑(アイリッシュは緑が命)だからか…?そういえば、パブで見かけるドラフトも、ギネス・サイダーといったアイリッシュのもの以外は、ハイネケンが多い。緑だからなのか????

 

 重たい腹を引き摺って帰宅し、今日の復習をしていたらあっという間に晩御飯の時間がやってきた。今日の晩御飯はチキンカレーだ。とは言っても、アイリッシュ(またはイギリス)でいうチキンカレーとは日本カレーにかなり近いもので、インドカレーやネパールカレーのように複雑なスパイスが入っているわけではなく、辛さも日本で言うところの甘口〜中辛レベルのものだ。主食が米なのも日本カレー寄り(だが、タイ米)。辛いものが苦手なので私メェには少し辛く感じたが、おそらく小学校の給食レベルくらいの辛さだと思う。名前通り、中には鳥の胸肉(サラダチキンをバラしたものに近い)とパプリカと、なぜかスウィーティーな桃が添えられていた。恐る恐るファザーにこの物体は何かと尋ねてみても、やはりそれは間見たままの通り桃だそうだ。あ、あれかな、酢豚にパイナップル的な???きっと特別なマリアーーーージュがそこにはあるのだろう。案の定、イタリア人はその見える地雷に全く手をつけない。食べてみろと言われてもNOの一点張りだった。そうすると自ずと、ファザーの期待は私メェに移ってしまい、決心を固めて桃とカレーを同時に口へ運んだ…。

 

 まー美味しくはない、予想はしていたけれども。そりゃこうなるよね(食べれないほど不味いと言うほどでもないが、好んで食べる味ではない…)という味がした。ただ桃はちょうどよく熟していて美味しかった。私メェはファザーの隙を見つけては桃単体を口に運び、めっちゃうま!と幸福を噛み締めた。タイ米クオリティには最早なにも期待すまい。

 

 食事中、お昼にマクドナーズに行った話をファザーにしてみた。ああ、魚料理のとこね。とファザーはすぐに理解してくれ、魚好きのファザーは別の魚料理店をいくつか紹介してくれた。ありがてえ…。ファザーと私の食事が終わった頃、遅れてマザーがやってきて、今日の出来事について尋ねられたので、マザーにも同じ話をした。しかし、マザーはマクドナルドだと誤解しているようで、マクドナル"ドズ"!と発音を直された。近隣のマックにもどうやら似たようなメニューがあるらしく、事態は混迷を極めた。違うんだマクドナーズなんだ!と何度か説明してみたがうまく伝えられたかどうかは定かではない。恐るべしマクドナルド。

 

 初日と比べると、食事の時の会話が少しずつ多くなってきているように感じた。ヒヨッコですらないんだよね、と受付のお姉さんに呆れられそうなレベルではあるが、だんだんとホストファミリーが話しかけてくれている内容がわかるような気がしてきて、同時に、わかりやすい単語でいつも話してくれていることに気づいた。細やかな気遣いに心から感謝したい。今日はファザーと最近の出来事以外についても話をして、ファザーが昔、フォークリフトのメーカーで工場長をやっていた話を聞いた。(現在はリタイア済み。)同業というほどではないが、同じくメーカー勤めという意外と近い関連性があったことを知り、より一層親近感が湧いた。アメリカの有名なメーカーらしいが、アイルランドの拠点は今は無くなってしまったそうだ。現場猫(もしくは仕事猫)に英語版があったらネタが通じるのだろうか、とぼんやり考えた。

 

 いよいよ華金!泥酔に気をつけて、皆さん金曜日もご安全に!