アイルランドワーホリ日記(2022~2023) ~ニート羊は英語で話す夢を見るか?~

アイルランドへワーキングホリデーという名のニートをしに行く羊です。「アイスじゃなくてアイル!」「位置はブリテンの真西! 」を一人でも多くの日本人に浸透させるのが夢ェ〜です。

腹を壊すまでがオイスターフェスティバルだ!

 羊は高校生の頃、牡蠣にあたってトイレと親友になったとき以来、生牡蠣を食べていない。…はずだった…。

 

 ルームメイトのエレガンスなオランダマダムに誘われて、羊はオイスターフェスティバルに繰り出した。マダムはシーフードに目がなくて、牡蠣も好きだがサーモンやサバやムール貝も大好物とのこと。当日は牡蠣以外にもシーフードがあるのよ!ととても楽しみにしていた。

 やってきたのは市街地の海岸沿い。撮影し損ねてしまったが大きなイベント用のテント(というかもはやドームレベル)が張ってあり、その中で飲食や音楽ライブを楽しめる。あいにくの雨模様だったが室内イベントなので安心だ。

 中の雰囲気はこんな感じ。老若男女勢揃い。ライブ用のステージがあり、日比谷オクトーバーフェストのメインテントの中に似ていると思った。人ごみで見えにくいが、ライブステージ前はダンスフロアになっていて、中のよさそうな老夫婦が二人でダンスを踊ったり、40-50代くらいのおばさまがディスコのようにピンで踊り狂っていたり、なかなかカオスな空間だった。にもかかわらず、セットリストのほとんどはカントリーチックな曲だった。まるで意味がわからんぞ!みんな大好きテキーラがかかっていたが飲み物のラインアップにテキーラはなかった。テキーラ

 

 マダムと羊のテンションも最高潮!ということで早速ビールと生牡蠣をいただく。Smithwicsというビールがお勧めとのことで私メェもいただいてみた。ギネスはこう、結構持ったり口に残るビールなのだが、スミスウィックスはその逆で色に反して爽やかな口当たりだった。甘くないけどシードルっぽい飲み口と言うのだろうか…。

 牡蠣は3ピースで€7。まあまあなお値段で、天然物と養殖物の2種類を選択可能。マダムが二人分(6ピース)を仕入れてきてくれて、天然物と養殖物が半分ずつ、さらにペッパーを振ったものとそうでないものもミックスしてくれていた。好きなのをどうぞ、とのことだったので、まずは天然物のペッパー無しを食べてみる。

 

 …う、海の味がする…。

 

 美味しいんだけども。海水の味なんだよなぁ…。なんならちょっと砂入ってるし。アイリッシュは素材勝負から抜け出して下拵えとかアク抜きとかそういう言葉を覚えた方がよろしいかとゲフンゲフン。ビールは牡蠣にベストマッチだったのでこの辺りの嗅覚は良い模様。(ワイン並の執念を感じる)。生っぽいものにはギネスよりもスミスウィックスの方が合うんじゃないかな。

 

 飲み食いしながらマダムの情報も色々聞いてみると、なんとマダムの旦那さんもエレキベースを嗜んでいらっしゃるとのこと。マジかよ。羊もですよ、と伝えるとマダムがその場で即報告し、相手は大興奮だったらしく「お前はよくわかってる!」的な返信が返ってきたそうだ。「旦那さんもベーシストなんですね。絶対変人ですよね。」と言いかけた口をつぐんでおいて本当によかった。いい歳してアマでベースやってる人は間違いなく全員変人ですからね。これテストで出ます。

 

 というか、この会場、マジで牡蠣と酒しかねぇ!外会場になぜかポテトとソーセージ!色々な種類のシーフードを食べようと張り切っていたマダムは少し残念そうな顔をしていた。食べ物が牡蠣しかないため来場客は全員牡蠣に群がり、隣に座っていた車椅子のおばあちゃん(あまり体調は良くなさそう)が牡蠣を10個以上ぺろりと平らげていく様子を見て戦慄する羊であった。もしあたったら死んでしまうのではないか…?アイリッシュは毎日そのくらいの覚悟と隣り合わせなのか??

 

 その日は食中毒が不安すぎて帰るまでヒヤヒヤしていたが、どうやらロシアンルーレットは免れたようで、一日経った今も体調に乱れはない。

 久しぶりに食べた生牡蠣は美味だった…。また同じ過ちを犯してしまうような気がしなくもないが、しばらくまた生牡蠣は封印しようと考えている。蒸し牡蠣やカキフライは個人的にはセーフなのだが、こちらではまだ生牡蠣以外を見たことがない。

 

 皆さんも、生牡蠣には気をつけて。火曜日もご安全に!