お世話になっているホームステイ先には1匹の犬がいた。彼の名はサミー。
サミーが活動できる場所は主に3つで、玄関を入ってすぐの絨毯の上、リビングの大きなテレビの前にある絨毯の上、ダイニングの窓際にある絨毯の上のどこかに基本的には陣取っている。すでに齢18歳の老犬で一日のほとんどの時間をビッグいびきボイスと共にぐっすり眠って過ごしている。毎日寝床が変わっていることから、幼少期によく遊んでいたピカ○ュウ元気でチュウ!という64のゲームを思い出してほっこりする。しかし私メェの知らないところで(羊が留守にしている間の)1時間ほどマザーと散歩に行くというから驚きだ。
サミーの凄さは散歩の長さに留まらない。この犬、驚くほどになんでも食べるのである。
・スモークサーモン
・ハム、ベーコン(私メェですらしょっぱく感じるレベルのもの)
・ミートパスタのソース
・クッキーのかけら
・アイスクリーム
ファミリーと夕食をとっているとダイニングの絨毯上に彼が参上するため、ファザーがちょいちょい自分の分を分けている。その後、私メェやマザーが食べきれなかった分の残飯処理をしているという。強い…。
私メェのお気に入りの某バンドアニメに"にゃん吉"という猫のキャラクターがよく出てくる。にゃん吉は作中でハムや"素パスタ"(ペペロンチーノが作画崩壊したもの。某ボーグアニメの塩とオリーブオイルだけのパスタに見た目が似ていることからそう呼称されている。)を食すシーンがあり、一部ファンから化け猫と呼ばれている。考証不足や取材不足ということでしばしばネタにされているのだが、サミーを見ていると、にゃん吉のそれはそれほど驚くには値せずむしろリアリティすら与えてくれる。日本の常識が世界からかけ離れているのか、世界が羊の想像を超えてクレイジーなのか…。
頭や体を撫でてやると随分気持ちよさそうにリアクションを取るものだから、近くに寄ってきたサミーをわしゃわしゃといじくり回すことが日課になってきている。サミーは私メェのことを洗車機か何かと思っているらしく、「やったー!掻いてもらえたぞー!」というより、「愚民よ、早く我を掻かんか。」という声が最近聞こえてくるようになった。(幻聴)
毎日やってくる郵便局員さんに朝から全力で吠えまくるお茶目な面もある彼だが、これからも仲良くやっていければいいと思う。(できれば対等な立場で。)現場からは以上です。
今日はもう一つブログを更新する予定なので、引き続きお付き合いくださいませ!