アイルランドワーホリ日記(2022~2023) ~ニート羊は英語で話す夢を見るか?~

我、古今東西の酒を愛する日本羊なり!ワーホリにかこつけてアイルランドでビール三昧。語学学習...?知らない言葉メェねえ。

休日の街探索(本屋&サンデーマーケット編)

 酒屋に行ってばかりなので、たまには普通の?日中の?生活圏内にあるショップも取り上げてみようと思う。というわけで、先週日曜日に手近な本屋を突撃してみた。

 

 本屋とは名ばかりで、実際は本屋30%+おもちゃ屋30%+文房具屋20%+お土産屋15%+コーラ5%で構成されている。おもちゃ屋ではハリー○ッターが大人気で、日本で言うところの鬼滅○刃をハ○ーポッターに置き換えるとちょうどそれっぽくなるだろう。写真はジグソーパズルの背表紙であるが、なぜこの背表紙にしたのか担当者に問い詰めたい。(実際のパズル絵にはちゃんとハリーがいるよ⭐︎)

 

 ホグワーツ入学セットのような、筆箱、下敷き、ノート、線引き…などが全部それっぽくデザインされたおしゃれなセット商品もあり、日本のU○Jで買えそうな制服のローブやマフラーもあり、もちろん文庫本も全てあり、キッズの心を十分に掴んでくれそうなのだが、たまに企画者の意図が読めない商品が存在する点が大変興味深い。

 きっと、商品企画者も仕入れ担当者も不眠不休の連勤続きだったに違いない。フィギュアもさることながら、台紙のデザインもなかなかに謎である。クリスマス商戦に向けてドビーもアップを始めているようだ。(靴下だけにな!)

 

 そう、そして世界に代表されるおもちゃといえばコレだ。

 ピカ○ュウ先生、出張お疲れ様です!!日本人として鼻が高い限り。ただ、日本のマスコットキャラクターは全てポケモンにされてしまうため、日本人は広い心を持って受け入れよう。私メェはGIFアニメーターのからめる氏が好きなのだが、そのキャラクターたちも全てポ○モン扱いされてしまうほど事態は深刻だ。

参考動画:急に全てが嫌になったウーパールーパー15

 

 アイルランド渡航してすぐの頃は「ポケ○ンじゃないよ!これはね…」と逐一丁寧に説明していたのだが、最近はもう面倒になり「うん、ポケモンだよ⭐︎」と開き直って、その場をやり過ごしてしまう羊がいる。某体操のお兄さんが頻繁に用いそうな手口である。大人になるって悲しいね。

 

 おもちゃ屋はこの程度にして、次は文具コーナーを見てみよう。

 アイルランド人はカードを送り合う文化があるのか、アニバーサリー用のカードが異常なほど展開していた。その中で面白かったのが、上記のような実際の年齢に合わせたバースデーカードである。20歳以下は1歳刻みになっているので、一年があっという間に過ぎてしまう赤ちゃんから、永遠の17歳のお姉さん方まで安心して送ることができる。裏側には男性向けと女性向けなどといったカテゴリーもあり、ジェンダーレス活動家たちがこの文化をどのように打倒していくのか非常に気になるところである。

 

 そこまで大きな店舗ではないのだが、画材道具も一通り揃っていた。メインストリートでは絵を売っているアーティストもいるので、この辺りは地域柄といったところだろうか。

 

 最後に本屋の旅行ガイドコーナーでどんな旅行先が人気なのかをリサーチしてみた。

 キューバのガイド多ない??????え、アイリッシュって隠れコミュストなの??????(俺はどっちでもいいけど?)と思い、キューバ好きのヤバい友達にこのことを即報告した。すると「ヨーロッパの人には人気の南の島だよ💓」(原文ママ)との返信が帰ってきた。マジかよ、ヨーロピアン懐広いな。こういった経験をすると、日本の思想(一般的な日本人の考える欧米社会)はアメリカナイズされていることが自分を通じてよく理解できる。世界は広いメェねぇ。

 

 帰りは教会前のサンデーマーケットを簡単に散策。さまざまな露店が出ていて、決して規模は大きくないのだが十二分に楽しめた。

 友人が手巻き寿司の販売をしているとのことで、昼はそこで調達することに。

 外国人向けなので、日本人からするとまあまあな邪道な具のラインアップだが、醤油はキッコーマンだし、サービスで付いてくるお手製のガリが予想以上に美味しく、日本の味にどっぷり浸ることができた。寿司屋台はツアーの外国人たちに大ウケで、友人の顔には死相が浮かんでいた。まさか給料はきゅうり一本ではあるまいな…?

 

 小さな規模の街なのだが、想像以上にいろいろなものが詰め込まれていて、全貌を暴くにはまだしばらく時間がかかりそうだ。急ぐ旅でもないので、毎日少しずつ楽しめたらと思う。

 

 まだまだ平日は続きますが、みなさん火曜日もご安全に!