水曜日夜は、近くのパブがカラオケナイトになる、とのことで、怖いもの見たさに早速潜入してみることに。
FROM 8PMとなっているが8時過ぎ現在、まだフロアは開放されていないらしい。この辺りは何ともアイルランドクオリティという感じ。
やることもないので、2階のバーカウンターで飲みながら暇を潰す。カラオケフロアは3階だそう。店内のモニタやスクリーンではダーツの世界大会の様子が中継されており、瞬きする余裕もないほどの熱い接戦が繰り広げられていたため、思いの外時間はすぐに経過してしまった。ダーツ面白い。
そして時刻はすでに21:30を回ろうとしている頃、ようやくカラオケフロアの封印が解き放たれた。我々以外にも他のグループのメンバーも続々と3階へ上がっていく。
デデン!!!
お…おお…(^ω^;)
テーブルの雰囲気は、日本のスナックに近い。4〜5人程度で使えるテーブルにふかふかの椅子。目の前にはモニタ。画面にはyou○ube。画面に向かって左側にPA卓と進行役のお姉さん。DAMにしますかJOYにしますかという次元ではない。これはyo○tube鑑賞会だ!
イベントの流れは以下である。
1. 各々、テーブルの上の紙に歌いたい曲と自分の名前を書く。
2. 紙を書いたらお姉さんのもとに持っていく。
3. お姉さんが紙を受け取った順に「曲名+karaoke」でyoutu○e検索する。
4. それっぽいインスト音源がヒットすれば歌える。
歌詞の表示方法も動画によって様々で面白い。法的にどうなのか?という疑問は多少あるものの、カラオケ音源もある程度企業側で作っていそうなクオリティのものも多く、再生数が伸びれば投稿もとに利益がある、もしくは、アーティスト側でyoutube上の権利を管理しているのならば(コマーシャルも入ってるし)お互いWinWinではあるのだろうが…。何ともアナログな手法に度肝を抜かれてしまった。ちなみに日本の曲でも、なんちゃってインスト音源があれば歌えるため、友人が(おそらくその場で誰も知らないであろう)ボーカロイド曲を入れてみたところ、知らなくても知らないなりに盛り上げてくれる、とても暖かいオーディエンスたちだった。
日本でも有名なヤングマン。振り付けは全世界共通だった。
カラオケ文化は海外でも人気らしく、続々と周りの人々が曲を入れていく。本日の最高潮はおそらく、フレンチ系カナディアンたちが国家斉唱したところあたりだろう。サウス○ーク好きの羊は例の歌を思い出しながら楽しませてもらった。
聴き専で楽しんでいたところ、全く知らない(多分カナディアン)人から声をかけられた。
カナディアン:Are you Japanese? Or Chinese?
羊:I'm Japanese. What's up?
カナディアン:グゥレイトゥ! Do you know "SASAGEYO-----!"
羊:…?(怪訝そうな顔)
カナディアン:(わくわく)
羊:…Attack ○f Titan…?
カナディアン:OH!SHINGEKIN○ KYOJINー!
捧げよ!で当てた自分すげえなと思いつつ、邦題知ってるコイツも相当やべえなと感嘆しつつ、彼の話を聞いてみると「俺たち進撃の巨人がめっちゃ好きなんだけど主題歌が歌えないから代わりに歌ってくれ!」とのこと。だが時はすでに23:30...。進行役のお姉さんの手元にはおそらく20枚はあるであろうオーダーシート。
罪悪感を抱えつつ「…すまねえが今日はもうすぐ帰るメェねぇ…。」とお断りした。アニメ文化の需要はやっぱりすごいな!今度はもう少し早い時間に頼んでクレヨン!ちなみにポ○モン曲に定評がある羊だぞ!
結局2時間程度お邪魔したわけだが、気になるハコのお値段は…
€0
です!!!
というのも、チャージは全くなしで、フロアの奥にあるバーカウンターで飲み物を飲んだ分がコストになるという仕組み。羊は下のフロアで飲んでいた飲み物を持って行き、フロアに入ってからは追加オーダーしていなかったため、実質的に費用は0となった。気づいたときにはすでに遅し…次はしっかり飲もうと思う。というかPAお姉さんの仕事が楽しそうなので出来れば働きたいくらいである。
みなさんもゴールウェイに来た際はカラオケバーに立ち寄ってみてはいかがだろうか?ちなみに水曜限定イベントのためタイミングには気を付けて!
本日(土)は夕方からジャスコンサートに行ってきます!みなさん、土曜日もご安全に!