黒羊さんたら読まずに飲んだ。
日本人の友人のパスポートが期限切れ間近だそうで、その場合はアイルランドで更新することもできるらしく、彼女は大使館さんにお手紙を書いていた。そのお手紙を遂に郵送するぞ!とのことで、郵便局に一緒に着いて行った時の話をしよう。
ゴールウェイの郵便局は中心部にあり、水曜日の13時ごろにお邪魔したからか、その場には利用者による長蛇の列ができていて、友人と羊もその列の一番後ろについた。日本の郵便局のように目的によって列や窓口が分かれているわけではなく、受付番号のようなものも自動発券機もない。(もちろん待合用の椅子もない。)用がある人は皆一本の列に並び次へ次へと前に進む。窓口は4つほど稼働していたが、想定と反して存外早く列は進んでいった。おそらく20人程度並んでいたであろう列の最後尾から最前列まで10分ほどだったと思う。手際の良さに拍手。
友人の目的は、ダブリンの日本大使館にA4サイズの封筒を送ること。追跡も速達も必要ないとのことで、日本では定型の普通郵便といったところか。
恐る恐る書類を差し出す友人。
友「これ、ダブリンに出したいんですけど…。」
局員「Normal郵便?それともRegister郵便?」
友「え?Regiserってなんぞ?」
局員「…わかんないならいいよ(少し怒)。」
友「え???じゃ、じゃあそれで…。あ、あとno-foldで!できます?」
局員「はいはい…€2.10ね。」
友「え?なんて?」(友人は英語が上手なのだが、日英問わずたまに聞き逃しや聞き間違いががある)
羊「にーてんいちぜろユーロだって(ボソボソボソ)」
友「おっけおっけ!」
ということで、ゴールウェイからダブリンへ、無事に郵送手続きが完了したのであった。アイルランドがほぼ北海道の大きさで島は一つだけ…と思うと、日本より少し割高だろうか。
ちなみに、後から調べたところ、Resisterというのは追跡機能や補填機能が着いた特別郵便のこと。日本でいう「書留」がサービスとしては近そう。それ以外にも、
・EU圏内向けの速達(Next Day Delivery)
・それ以外の主要国向けor比較的大きく貴重な荷物の速達(International Delivery)
・少し料金が安くなるWEB支払いサービス(Degital Stamp)
などがあるようだ。アイルランド圏内はほぼ翌日に届くからか国内向けの速達はないみたい。
引用元:https://www.anpost.com/Post-Parcels/Sending/Postal-Rates/Standard-Post
角形封筒は一般の文房具屋さんで購入できるが、不安があれば郵便局で定型の封筒も販売しているので、出す前に一度足を運んでみてもいいだろう。
なんでこんな記事をタラタラ書いたかというと、ワーホリや留学生向けに、日本にポストカードを送る方法!といった記事は埋もれるほどあったのだが、アイルランドで国内向けに郵便を出す方法!が全くヒットせず、結局友人と凸する運びになったためだ。今回、局員さんが若干ぶっきらぼうな性格だったため、「オランモア(友人が住んでいる小さい街)の局員さんはみんな優しいのに…」と友人は少し凹んでいた。とりあえず酒でも飲もうぜ!とのことで一枚目の写真へ戻る。
異国で暮らしていると、先人たちがいるとはいえ、やはり分からないことだらけで体当たりをする回数が日本(母国)に比べて格段に増えた。人の身体は素直なもので「たいあたり」を繰り返しているとPPが減っていき、最後は悪あがきの状態になりHPが減り始める。おかげで毎日快眠なのは嬉しいが、たまには通い慣れた日本の居酒屋でクダを巻いて飲んだくれたいと思う日々である。
というわけで、遂に味噌に手を出してしまった。
全体的にすごく…ピンク…です…。今度日本の友人とZOOM飲みをする時に白鶴を開けたいと思う。
明日は華金!みなさん金曜日もご安全に!