アイルランドワーホリ日記(2022~2023) ~ニート羊は英語で話す夢を見るか?~

我、古今東西の酒を愛する日本羊なり!ワーホリにかこつけてアイルランドでビール三昧。語学学習...?知らない言葉メェねえ。

愛蘭からオダシが消えた日

 寮暮らしになって、自炊を迫られることとなった羊。正直かなりしんどいが、食卓の選択肢に日本食が追加されたことはアイルランド生活において革命だった。

友達が作ってくれたトンカツ(激うま)

 日本食といえば、そう、出汁だ!ダシと醤油を合わせればうどんのつゆになるし、ダシと味噌を合わせれば味噌汁になる。どっちもお湯で溶かすだけで日本の味を手軽に思い出せる究極のズボラ飯である。(見せられないよ!)

 

 そんなこんなでダシに依存する日々が続き、気づいたら以前買ったダシパックは空っぽに。補充をしようとアジアンショップに繰り出す羊だった。…が…

 

ダシの霊圧が…消えた…だと!?

 

 有名なアジアンショップを3件回ってみたがダシがどこにも売っていない。うち1件はちょうど2ヶ月ほど前に出汁を購入した店にも関わらずだ。唖然とした羊の目がとらえたのは昆布ダシ。違う、そうじゃない。

 

 今日はうどんの気分だったのに…とすっかり意気消沈して、とぼとぼと歩く帰り道、視界に見慣れたあのマークが飛び込んできた。MMMMMMMM

 日本で食べていたものと同じ味をどうしても噛み締めたかったので、本日の昼食兼お昼は上記の通りマクドナルドでお世話になることに決めて、手前の石垣をポケモンよろしくぴょん!と飛び越えてマックへ向かう。(帰りは微妙に登れない高さなのも原作準拠。)

 

 アイルランドのマックはモバイルオーダーがあまり主流ではない(あるにはあるようだ)代わりに、オーダー用の大きなタッチパネルが店舗ごと数台用意されている。イートインもテイクアウトも、まずはこのオーダー画面の操作から始めることになる。

 メニュー画面はこんな感じ。日本によくあるタッチパネルオーダーと比べると、とにかく画面が大きいので視認性は良い。UIも悪くないように思う。

 欲しいものを追加してオーダーリストを作り、画面下の決済機で支払いまで済ませることができる。カードor非接触決済限定なので、現金しか持っていない人は友人レジへ行こう。このシステム、トッピング抜きや増量のカスタマイズも画面上で指定ができてとても便利なので日本にも導入してほしい。(一部店舗はあるみたいだけど)

 

 テイクアウトの場合、決済が完了すると出力されるレシートに受け取り番号が記載されている。受け取りカウンター前に番号確認用のモニタがあるので、自分の番号が"Please Collect"に表示されたらレシートを持って受け取りに行こう。一応店員さんがコールしてくれるが声が超ちっさいので当てにならないぞ!!色々な意味で虫の息のようだ…。海外のマックでもスマイルって頼めるんだろうか。そして、もし頼んだら死んだ目をしていた店員さんはスマイルを作ってくれるのだろうか…。

 最後に商品を受け取っておしまい。羊はチーズバーガー(ピクルスとマスタード抜き)とナゲットを注文した。ナゲットは日本とは違い、薄い紙の袋に入っていて油がうっすら外に滲んでいた。あと、日本の2倍くらいの大きさのBBQソースが2個ついてきた。ケチるところ間違ってません?

 味は日本さながら。ナゲットは若干衣薄めかな?あとチーズバーガーのチーズの風味が少し違う気もしたがおおむね同じクオリティで安心して食べられる。今後どうしても食べるものが思いつかない時はマックに行こうと思う。明日はうどんを食べたいが、しばらくダシは見つからなさそうだ。

 

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 トンカツを作ってくれた友達に「天竺鼠って知ってる?」と言われ、「え?モルカーのこと?うん、好きだよ。(*中国名が天竺鼠車車)」と返したら「は?なにそれ?」と言われて若干凹んだ羊です。えるしっているか ひおたくは もるかーをしらない

 

 答えはお笑い芸人だったようだ。友人はお笑いマニアで、逆に羊はお笑い界のことは全く無知なのだが、「○○って知ってる?」とことあるごとに問いかけられ、ほとんど毎回と言っていいほどチグハグな会話を展開している。もう友人と羊でシュール系のコンビが組めるのではないかと思うレベルだ。でもモルカーは可愛い面白い時々S級サメ映画なのでオタクじゃない人も是非観てくれよな!

 

 ではでは、新年も皆さんご安全に!