ターキッシュガイがトルコへ帰国して早2日…。羊は広々とした3LDKで一人暮らしを満喫している…はずだった…。
せっかく誰もいないのでリビングはカラオケルームに。どうせ誰もわからんし、と開き直って、土日は日本語の歌を大熱唱して過ごしてみた。
謎のレコーダーが備え付けられているが、TVにつながっているわけでもなく、なんのために動作しているのか謎である。
色々と活用してみようと思うものの、やはり元々3人暮らし用(ファミリーが暮らせるレベル)だけあって、ありとあらゆるものを若干持て余している感じは否めない。あと暖房器具が弱小なのでリビングもキッチンも普通に寒いのである。思わせぶりな暖炉ライトがあるが、マジでただのライト。熱気はない。
二人暮らしをしていたときは毎晩満杯になっていた食洗機も、羊一人だとスペースが全く埋まらない。
ちなみにこの食洗機は、スクリューに何か引っ掛かるものがあったとしても過負荷アラームなどという軟弱な声は一切発せず、対象物を薙ぎ倒してでも最後まで任務を遂行する必殺仕事人である。食洗機エラー知らず。
この洗濯機は安心と安定のシャープ製。全ての服をシワシワに乾燥させることに定評がある。羊には右上のメニューの意味が全くわからない。もちろん説明書なんてものはどこにもない。ggrksということか。
頻繁にブレーカーを落とす4口コンロさん。目盛を1〜6で調節するのだが、4以上になると火力の違いがよくわからない。
アナログだが便利なオーブンさん。アイルランドで一番美味しい食材は巨大なオーブンでカリッと焼くベーコンだと思っている。
見慣れたキャラクターのシールが貼ってある冷蔵庫。誰のものかわからないオーガニック玉ねぎが野菜室を謎の汁で満たしたまま放置されていたのだが、ターキッシュガイが帰国したことにより捨てていいことが確定し、本日処分させていただいた。。
アイルランドは電気の価格が現在超高騰しており(ウクライナとロシアの影響かと思われる)、電気を節約せえよ、節約せえよ、とことあるごとに書面やニュース等で通知されるのだが、正直節約する気ないでしょ?というくらい電気に依存している。あと効率が悪そうだなぁとも思う。全く意味のない電気ヒーターをリビングに何台も設置するくらいなら、1台エアコンを入れたほうが絶対にエコだと思うのだが…。
ん?なんだこの扉は?
???「ヒツジ…開けちゃダメだ…」
ドドド…キュイイイン…ドドド…ギュルルル(うるさい)
ヒツジ「一応…念の為な…」
解説すると、この2つに重なっているタンクに水が溜まり、それを電気の力をもってしてお湯に帰るという装置なのだが…、コイツがかなり厄介なのである。日本人の敵。アイルランド国民の寿命はこいつのせいで1年以上減っていると思う。
左脇についているダイヤルを回すと、最大2時間お湯を沸かすことができる。意外と知られてないと思うんですけど、お湯が沸くと温かいお湯が使えるんです。(白目)
沸いたお湯を使い切ったら最初からまたリセット。お湯を沸かすところからやり直しだ。ちなみに、2時間MAXでお湯を沸かしても10分間のシャワー中にお湯がぬるくなる。バスタブにお湯を張るなど夢のまた夢よ…。ちなみにバスルームには暖房器具はない。換気扇の風が吹きっ晒し状態。トイレと一緒になっていて妙に広いのでめちゃくちゃ寒い。
食洗機も乾燥機も4口コンロもデカいオーブンもいらないから…ガスの湯沸器をください!!!!お湯くれお湯!!!!!
ここでの生活もあと半月ほど。果たして羊は生き残れるのであろうか…。みなさん月曜日もご安全に!