アイルランドワーホリ日記(2022~2023) ~ニート羊は英語で話す夢を見るか?~

我、古今東西の酒を愛する日本羊なり!ワーホリにかこつけてアイルランドでビール三昧。語学学習...?知らない言葉メェねえ。

【スペイン旅行5日目】コスタ・デル・ソルでホテルを買いました

立派でしょう?

*こちらは2023年8月のブログです

巷ではFF7Rの2作目がアツい!とのことで、思い出したようにコスタ・デル・ソルに滞在したときの記録をば。これを機に、スペイン旅行の日記を書き上げたいメェねぇ…。

広く続く海岸線には、主にヨーロッパ系の観光客たちの泳ぐ姿が見受けられまする。

コスタ・デル・ソルは全体が海のリゾート地という雰囲気で、目立った観光施設は特になく、空港や駅についても「来たぞ!」感があまりない。街中でCosta del Solの文字を見たときに初めて実感が湧いてきて、妙に感動してしまった。

とりあえず宿のプールで乾杯。これだから酒はやめられメェ!

プールサイドが突如不穏になるタオル。キューバが人気の観光地ってのもそうだけど、メリケンに比べるとヨーロピアンはこちら系の思想に柔軟なのかも。赤くてイケメンだから買った!とかもありそうだが…。

プールサイドで飲み終えたら、次はビーチへ。カラフルなパラソルが青い空に映えますなぁ。

ホテル側はこんな感じ。ここぞとばかりに肌を焼くヨーロピアンたちは夏の海の風物詩。

アイリッシュパブを発見。めっちゃエセっぽかった(スペイン文化にかなり影響されているぽかったが)ギネスが飲めればヒツジ的にもオールオッケー!

バレンシアの夏は外にいられないほど暑かったけれど、マラガ付近はちょうどいい夏感。カラッとしているのもしい。

ホテルでの夕食も旅の楽しみのひとつなんだろうけど、羊は周りのお店に行きたい民なので外食派。この日はビーチのほとりにあるスパニッシュ店へ。

アヒージョじゃなくてオイル焼きらしいんだけど(違いはわからん)このエビはとても美味だった。

楽しい時間はあっという間に過ぎていき、日が長いコスタ・デル・ソルにも夜の帳が。聞いてくださいよこのプール、1番深いところは150cmもあるんですよ…。

朝は11時くらいまでモーニングがあったので、遅起きして優雅に朝食へ。朝から飲めるよ!

トマトとチーズとオリーブオイルとペッパーで勝手にカプレーゼを作ってみたり。

生ハム食べ放題コーナーでつまみを漁るなどした。最高!

帰りの空港にてイカしたカニのTシャツを見つけたが、残念ながら子供サイズしかなく断念。欲しかった…。

 

スペイン旅行の折には必ず訪れたいと思っていたコスタ・デル・ソル。FF勝手に聖地巡りスタンプがまたひとつ貯まりました。朝はホテルで髪型を入念にチェックだぜ!

 

民族音楽に興味を持ったのはFFがきっかけだったので、この旅もFFに出会ってなかったらきっと来ていなかったと思う。植松大先生に敬礼。ゲームは偉大だ。

 

スペイン旅行には他4日分の記録があるので、時間のあるときに少しずつ書き進めていく予定です。生温かい目で見守ってください。

 

それでは、クックック…黒マテリア!またお会いしましょう!

わんこビール in デュッセルドルフ

スペイン〜ポルトガルの長旅を終え、舞台はついにヨーロッパ最終国のドイツへ…。というわけで、デュッセルドルフに来たぞ!

デュッセルドルフには1万人近い日本人が住んでいるという。かくいう羊も、こちらで駐在している友人を訪ねてデュッセルドルフに訪れた。ソイツが生粋の酒飲みということもあり、飲んだくれドイツ生活の様相をお届けするぞ!!

わんこビール(アルトビール

せっかくドイツに来たのだから、とりあえずビールを飲むべし!!!とのことで街中にお出かけをば。途中、元会社のドイツ拠点に寄って写真を取るなど、観光?もバッチリだ。

デュッセルドルフで特に有名なのは、この地が発祥と言われている「アルトビール」だ。アルトビールは飲み口は軽め、口当たりはフルーティな、日本だとクラフトビール系のエールに近い感じの味。1杯目からクイッといけるが、ちょっとお口がリッチになる。

 

んでもって、アルトビールの最大の特徴は、なんといってもその飲み方にある。ドイツ、ビール、と聞くとオクトーバーフェストのような大ジョッキを豪快に!!!!という印象をもっている人が多いかもしれないが、アルトビールはその真逆を行く。

 

量は0.2〜0.3L。居酒屋で瓶ビールを頼んだときに一緒に出てくる大きさのコップで生ビールをいただく。ぷはー、うまい。

 

そしてコップが空になると、大量の替えを抱えた屈強な店員さんがやってきて、空のグラスをさげ、並々注がれた新しいビールを机においてくれる。そう、これがデュッセルドルフ名物、わんこビールなのだ!!!

 

おそらくは、ビールの鮮度を保つためにそうしているのだろうけれど、このわんこビールの問題は、客側がペースを忘れてしまうことだろう。

気づけばすでに外が暗い

ジョッキで飲んでいれば、ジョッキの数とそのときの経過時間で、今の自分がどのくらいのペースで走っているかが計算しやすい。しかし、わんこビールは「グラスを開けた!」という感覚が少なく、1杯1杯の消費時間も短いため、「あれ…こんな飲んだっけ?」となりがち。今何杯目かは、店員さんがコースターに刻印してくれるので確認すればわかるのだが、かなり酔いやすく危険な方式だと思う。お酒を飲み慣れてない人は気をつけてくれよな!

 

陶器でビールを出してくれるホールはないかな?と探してみたのだが、デュッセルドルフはこのアルトビール勢力が強すぎるためか見つからず。次のベルリンに賭けてみよう。

わんこビールのアテ

ドイツといえば、ビールと肉とポテト!を思い浮かべる人が多いと思う。デュッセルドルフでわんこビールを出している食堂(かつ醸造所でもある)では、イメージはそのステレオタイプな感じで相違ない。

 

ビーガンには肩身の狭そうな肉肉しいメニューが並んでいた。メニューの8割くらいは肉だと思う。お肉が苦手な人や宗教的な理由で食べられない人は少し気をつけよう。では早速、羊の食べたメニューを紹介していこう!

メット(Mett)

undefined

引用元:Wikipedia

駐在中の友人からおすすめされて、まんまと羊もハマった前菜。スライスされたパンの上に豚の生肉ミンチが山盛り。上に申し訳程度のみじん切りオニオンを添えて。味付けはほぼされていないので、お好みでテーブルソルトとペッパーを振りかけていただく。

 

ドイツ滞在中4回も食べたのに1枚も写真をとっていなかった羊。許せメット…。ありがとうWikipedia

 

日本で例えると、ネギトロごはんみたいな感じ。山芋の千切りの上にネギトロが乗っている感じか。とにかくネギトロ。衛生的にちょっと危なそうな気もするのだが、豚の生肉に関する法律があるほど厳格に管理されているとのこと。しょうゆかけたい。

 

日本では豚の生肉は食べられないので、これはドイツにいる間に是非試してみてほしい。うま〜〜〜〜。

レバーケーゼ(Leberkäse)

分厚い豚ハムのソテー。ソテーてかもうただのベイクドな気もするが。名前の割にレバーもチーズも入っていない問題作。

 

初めて夕飯をとるとき、ひとりだったというのもありガッツリ系の肉料理を避けたい気持ちが強く、鮭のフリットを頼んだら代わりに出てきた。落差ヤバいんですけどwwwww

 

さげられた料理の行末を思うとしのびなくなり、仕方なくいただく。うむ、想像通りの味。味付けはガッツリめに塩がふってあるので、そのままパクッといただける。切るのが楽で油も少なく、食べやすいメインと言えるだろう。ポテト多すぎはご愛嬌。油物がキツくなってきた30歳以上の層におすすめかも。

シュヴァイネハクセ(Schweinehaxe) ※違うかも

骨付き豚肉のロースト?かな。ポークリブ切り忘れました、みたいな豪快な料理。このときはしょっぱめのデミソースだったけど、そこはお店によっても違うみたい。山盛りマッシュポテトを添えて。お肉はほろほろで食べやすい。美味しくないわけないよね。ビールにめちゃくちゃ合う。

 

名前を忘れてしまったのだけれど、ドイツ料理で一番見た目が近そうなものからタイトルを拝借。唯一の欠点は多くの場合ひとりでは食べきれないこと。この日は現地駐在中の友人と飲みに来ていたのだが、2人でギリ食べれるくらいの量。複数人で飲みに行くときに頼もう!

ブラートヴルスト (Bratwurst) 

いわゆる普通のソーセージ。メニューで見つけたらまず頼んで見るとドイツっぽさを実感できる。グリルかボイルかを選べたので、今回はグリルで。油をビールでかっこむのだ!

 

スタンダードなソーセージはドイツ人的にお腹いっぱいなのか、意外とお店で見かけることがない。このときはわざわざブラートブルストを置いている店を探して突撃したレベル。なぜかブラットブルスト(ブラックプディング)とカレーブルストはどこの店にもある。普通のやつを置いてくれ、普通のやつを。

 

味はもちろん100点満点!肉汁たまらん…!付け合わせのポテトサラダが、ビネガーを強めに効かせてさっぱりしていたのが特に良かった。ヴルストの付け合わせというとざわークラフト一択のように思っていたが、今後はポテサラも追加したい所存です。

 

こう書き上げてみて改めて思うのは、肉とポテトしか食ってねえ!!!!!ということだろうか。噂以上にドイツはビールと肉とポテトだった。後半戦のベルリン旅も楽しみだ。

アルトビール醸造所での食事の流れ

今回は、醸造所と食堂がセットになっている場所で夕食をいただいたので、最後に入店からお会計までの流れをば。日本ともアイルランドともまったく違うので、わんこビール挑戦者は参考にしてくれよな!

1. 酒だけでいいなら外、ご飯を食べるなら中

大体の店が、店内とは別に外のテラス席を持っている。注意したいのは、食事をオーダーするなら店内に入る必要があることだ。何かお腹に入れたいときは外席は選ばないこと。一見、外席がほぼ満席状態でも、中の席は意外と空いていることがある。

 

同時に、中席に入るのであれば食事を最低でも1品は頼もう。ルール化されているわけではなさそうだが、中席はどこの席も必ず食事が来ていたので、ビールだけだと白い目で見られそう。

2. 予約席以外の場所を探して勝手に座る

食堂の中では、店員さんが席に通してくれるわけではなく、自分で席を見つけて勝手に座るスタイル。予約席には札が立っているので、そこを避ければOK。大きな長机がホールに所狭しと並んでいるので、人数が少ないときは相席が基本だ。(そんな混んでないときに1人で6人席に座ったら怒られた)

3. 店員さんがオーダーを聞きに来るまで待つ

席に着いたら、店員さんが声をかけてくれるまで待つ。店員さんに声をかけても、怪訝な顔をされるか分かったふりして無視されるのが関の山。店員さんの手が空くまで広い心で待とう。

 

というのも、ビアホールの中はエリアごとに担当者が厳密に分けられていて、自分のエリアを担当してくれる人は基本的に1人だけ。それ以外の人は別のエリアを受け持っていたり、食事係だったりして、呼び止めても相手にしてくれないのだ。

 

テーブル担当の人の仕事は、注文をとる、わんこビールを補充する、会計をするの3つ。ちょうどビール配りに行くときや、グラスをさげているときに注文をお願いしようとすると機嫌が悪くなる。(ならいっそ食事はモバイルオーダーにしてくんないかな…。)心安らかに待とう。

4. 手元のメニューを使いながらオーダー

ビールに関しては、注文を取りに来たときに向こうから「Alt?」と聞かれるので、頷いていればOK。食事は、手元のメニュー表から選ぼう。ただ、店員さんは英語を話してくれない(分かってるかどうかも怪しい)ので、ドイツ語でぎこちなく読み上げて、メニューを指さそう。ドイツ語はほぼローマ字読みでいけるぞ!

 

初回は、指差し確認して、店員さんが復唱したにもかかわらずオーダーミスになったので、何が来ても驚かないことも大事。

5. 美味しいドイツ飯をいただく

キッチンオーダー&食事の給仕とホール管理は別系統なので、食事は思ったよりも早く到着するイメージ。わんこビール形式故、長くいる分にはまったく怒られないので、ゆっくりじっくりいただこう。ドイツ飯、やはり美味い。

 

もう食事に手をつけてないな、と思われると食事は下げられていく。帰れという意味ではないので安心しよう。観光客慣れしている店員さんだと、このときにまだ飲むかどうかを聞かれる。飲みますよ。

6. 飲めるとこまでわんこビール

わんこビールは無限に湧いてくるので、飲めるところまで飲もう。ただ、お値段はグラスで€2.5〜3.5程度とちょっと割高。単純にアルコールが欲しいだけのときは、お酒に特化したバーに入るほうがお財布には優しいかもしれない。

7. 元気にツァーレンビッテ(Zahlen bitte)

気が済んだらお会計をば。次のわんこビールを持ってきたときにそれを断って、お会計を頼もう。華麗な暗算で比較的すぐに合計金額を計算してくれる。なんでそんな早く暗算できるんだ…ドイツ人すげえ…。

 

キャッシュオンリーのお店が多いのでそこだけは要注意。醸造所系の食堂に行くときにはカバーできるだけのキャッシュも持っておこう。

これで君もわんこビールマスターだ!デュッセルドルフに行ったときにはぜひ挑戦してみてくれよな!ではでは、みなさん月初もご安全に!

貯金口座はショート寸前!今すぐ円高よ

無敵艦隊からこんにちは。

無事スペイン入りを果たし、素晴らしい日々を送っています。とりあえず寒くない!晴れの日ばかり!イングランドとは大違いだぜ!)

 

とりあえず酒を、安い酒を飲んでおります。

この赤、なんと1Lが1.6ユーロ。素晴らしい!

自分自身も、日本を立つときにはこんな極貧生活になるとは…おもっていなかったでござるよ…!しかし、なってしまったものは仕方がない。

まあある意味で、ヨーロッパで極貧生活をするのも人生経験かな!?と最近は思い始めている(ということで納得しようとしている)。

こんなやばい経験をしたのは、学生時代に貯金が2000円を切ったとき以来〜!というのもあって、あまり今焦りがないのかもしれない…と心を落ち着かせつつ。普通にとても焦っておりますとも。

 

ヨーロッパの最終的な到着点はドイツでありたいのだけれども、ちょっときついか!?今はポルトガルが最終地点になりそうな予感がしているのだが、ポルトガルも良い国と聞くしな!それはそれでいいのかもしれない。

 

しかし、ドイツにいる友に…!会いたい…!やーちょっとどうなるか怪しくなってきてまいました。今ヨーロッパに渡る人は本当にタイミングが悪いというか、ユーロ高すぎワロたですな…。人生、こんな行き当たりばったりな時があっても…いいのかも…と自分に言い聞かせる毎日です。

 

貧乏なりに、酒クズなりに過ごしています。好奇心がある人は行ってみたほうが吉メェねえ。謎の経験値だけが日々上がっていく〜〜。

 

8/15は日本にとってはとても感慨深い日ではあると思うのですが、スペインでも聖人の記念日だったそうで、スーパーを5軒はしごしました。祝日でもお店がやっているのは日本だけ〜〜〜〜!!!そんなことが身に染みながら、今年の夏は海外で過ごしました。

 

黙祷だとか、何かを尊く思い出すとか、押し付けられると本当にうざいと思います。私もそうだし、ほとんどの人は戦時中の空気を知らないわけだし。そこは強制せずともいいのかなと。今は色々なコンテンツがあるので、大人になるにつれて、だんだんとそういった見識が増えていって、自発的に昔のことを回顧できれば良いと思います。

 

日本ではない場所にいても、やっぱり自分は日本人だなあと思います。今の日本は海外に誇れるものだと思いますし、今後もそんな日本でいてほしいと思います。自分は弱小ですが何か役に立てればと。とにもかくにも、皆さんがお盆を健やかに過ごせますように。

 

え?左?右?関係ないぞ!ということで、皆さん明日もご安全に!

アイルランドに留学ってどうなの?と思う人へ

日本において、英語圏への留学というと様々選択肢はあるものの、ヨーロッパ圏という条件で絞るとイングランド(イギリス)、マルタ、そしてアイルランドが候補に入ると思う。

 

その中でも、イングランドは激戦区。おまけに生活費も高いイメージがあり、行けたらラッキーくらいの感覚でいたほうがいいかもしれない。マルタは6ヶ月留学くらいなら行きやすい。長期で考えるのであればアイルランドワーホリ。そんなイメージではないかと思う。

 

羊はもともと、アイルランド、もとい、ケルト文化に憧れがあって、英語の勉強うんぬんというか文化を浴びたい!という目的があった。英語は嫌い。話したくもない。けど、文化を触れることにあたって必要なのであれば致し方ない…そんなくらいの温度感だった。

暮らしにくい

本当にどうしようもないのだが、日本ってやっぱりすごい。暮らしやすい。変な先入観少ない(ないわけではないがソフト。)日本国籍で海外に行ったときの肩身の狭さはどうしても感じてしまう。

 

びっくりするほど人に優しくない。優しいの定義にも色々ある。けれども、日本の水準を当たり前にしていくと落ち込むと思う。修羅の国ってわけではないんだけれども、他人に興味がない?ちゃんと主張しないと分かってもらえないというか、そんな感じだ。誤解のないようにいうと、冷たいわけではない。

 

あと驚くほど天気が悪い。びっくりするほど悪い。前提としての環境があまりよくないイメージ。

 

察する力が削げ落ちているというか、おそらく必要ではないのかなと思う。困ってたら言って。言ってれくれれば助ける。というイメージ(特にアイルランドは)。だからこそ、アイルランド留学(ワーホリ)には、向き不向きがめちゃくちゃあると思う。

アイルランドに向いてない人

人に気を遣うタイプは、アイルランドには向いてないと思います。ええと、そのままストレートに表現すると、アイルランド人は、素直だしフレンドリーだし自分100%だから。アイルランド以外の人はいろんな人がいすぎて判定不可能です。

 

アイリッシュに限って言えば、悪気はない。悪気はないんだけどクッションもない。思ったことが口から出ちゃう、それがアイルランド人のいいとこでもあり、悪いところでもあります。デリカシーがない、日本ではそういう言葉で括られると思います。(本人が隠してるつもりなんだけど、結局本音が漏れちゃうというか。そんなこともあります。)

 

だからこそ、自分自身も、確固とした自分を持っている必要があります。とカッコよく書いてみましたが、平たくいうと、知らん奴になんか言われても気にしない、そんなマインドが必要ではあります。自分の価値が他人によって揺らいだときに、自分で復帰できるスキルが必要なんですね。

酒好きスキルは大切

アイルランドのすごいところは、現状維持。現状維持。本当にこれに限ります。その辺の街角にあるこのパブ、創立100年。しかも、今でも地元の人に愛されれている。その歴史が素晴らしい。それも含めて、酒飲みにはマジで!マジでおすすめしたい国です。

 

アンド、パブに来るやつには現地のアイルランド人が優しい。酒が飲めるかどうかが、アイルランド生活での幸福度を分けると思います。もちろん飲めない人でも可能性がないわけではない。でも、飲めない分それなりのコミュ力が必要だとは思います。

 

アイルランドに、日本を超える何かがあるか、というとそれはとても限られているものだけです。細かくいうと世界遺産や風景ですが、そこに行くにはかなりの情熱が必要です(アクセス悪過ぎんねん)。日本より優れたものを求めていくと、そんなものはないというガッカリ感があるはず。

アイルランドに向いている資質、そしてガッカリ感

自然遺産が好き、酒が好き、パブの雰囲気が好き。おすすめできるのはこのあたり。正直、羊はこの全てに当てはまったから、アイルランドに思うことはあれど1年近く過ごすことができたし、今でももう少し暮らしてもいいかな、と思えるレベル。でもぶっちゃけ、つまらないことのほうが多いと思います。

 

何故なら日本がすごすぎるから。楽しさ、面白さ、は日本人の貪欲さが今のところ海外に劣ることはないと思います(とりあえず西洋に限っては)。

自分を変えるきっかけは自分の中にしかない

海外が自分の何かを変えてくれる…!それは幻想だな、と思います。自分は変わりません。海外に行ったくらいでは。視野は広がりますけど、自分が変わるわけではない。

 

だから、自分の何かを変えたい!と思っているならアイルランドはお勧めできません。特に目的はないけど日本から逃げたいだとか、アイルランド気になる〜〜!みたいな人しかアイルランドに馴染めないと思います。平たくいうと、何か人生のステップとして目標があるひとはアイルランドに行かないほうが良いと思います。

 

留学やワーホリを考えている人は若い人が多いと思うので、その可能性も含めて断っておきたいのが、アイルランドは向上心が高い人には向いてないと思います。しかし、確かに他のヨーロッパ圏に簡単にアクセスできる利点もあるので、「アイルランドには興味ないけどヨーロッパ旅行したい」と割り切れる人ならあり。同じ日本人の中で楽しんでたのはそういった層でした。

 

違う!アイルランドが好きだ!しゃぶり尽くしたい!という人にはワーホリは本当にお勧めです。特にパブ文化は、そこじゃないと味わえない旨みが受け止めきれないほどありましたね。

 

目的によってやり方は違うと思います。手段と目的を間違えないよう、ちゃんと自分と対話してみてくださいね!個人的に相談にも全然乗るので、X?TwitterでDMいただければと思います。https://twitter.com/skyholiday_398/status/1568988395082244096?s=20

 

…なんか真面目なこと言ったから赤ワイン飲むわ!!人生一度きり!楽しもうぜ!!!水曜日もご安全に。

※※グロ注意※※ホルマリン漬けの世界へーハンテリアン博物館ー

繰り返しますが、今回の記事はグロ注意、閲覧注意モノです。

誤解のないように説明すると、見せびらかすようなグロではなく、科学的な意味での「生物のありのままの姿」がテーマになっています。とはいえ、内臓剥き出し〜…のものも多いので、標本が苦手な方には相当キツイと思われます。以降は、耐性のある方のみお進みください…。

ハンテリアン博物館(Hunterian Museum)

ジョン・ハンター氏という、18世紀の外科医が一生をかけて収集した(または自分で作った)標本コレクションが端から端までズラリと並べられている博物館。展示によると、ハンター氏の生命に対する興味関心は幼少期から相当のものだったようで、最初は地元の山や川辺に住む動物たちから始まり、最終的にはヒトや植物も含む生き物すべてに拡張していった…といった具合。

メインの回廊には、さまざまな生き物の標本(主にホルマリン漬け)がところ狭しと並んでいる。鳥類、爬虫類、両生類、哺乳類、ヒト(胎児含む)もうなんでもあり。海洋生物と植物コーナーは癒し。

レプリカじゃなくてリアルなん…だよね…と疑いたくなるようなものばかり。標本にする工程を想像すると…途端に手に汗が滲んでくる。時代や生まれる場所が違えば、もしかしたら自分もここのコレクションの一つになっていたかもしれない。「世界にとってヒトはただの物質に過ぎない」という現代社会を生きる人々が気付かぬうちに目を背けてしまいがちな事実を、まざまざと見せつけてくる。

 

30年以上はかれこれ生きてきて、人の生死にはリアルでもフィクションでも触れてきたけれど、ここのホルマリン漬けは「分ったつもりになっていただけ」だった羊にジャブなしストレートを何発も叩き込んでくる。同時に、本当にふと生物の中に新しい生物が生まれるのだな、という神秘性も感じてしまう。

ハンター氏は、標本コレクターとしての顔と同じくらい医師としても突出していて、新しい医療技術を次々と生み出した天才としても名高いようだ。感情や倫理観といった技術にとって不必要な要素をすべて削ぎ落として、人間を他の動物と同じ一つの”物”として徹底的に観察し、同時にそう扱えたからこそ、歴史に名の残るような偉業を成し遂げられるのだな、と思う。人間社会はこういった稀に発生する天才(ある意味での突然変異)によって今日まで支えられてきたことを実感できる。歴史って素晴らしい。

骨コーナーで箸休め…。

ヘラクレスオオカブトの親子ホルマリン漬け。シュールだ。

標本コレクションの他にも、手術道具や当時の手術の様子についての展示品も多い。困るのは、素人にとってはこの手術道具がまた恐ろしい点だろう…。

最後には最新医療技術の紹介コーナーも。

(あまりよくない意味で)自己の境界がフワフワしてくる展示が多いので、現実に戻ってくるきっかけとしてこのコーナーはとても助かった。鬱気味の人や気分が落ちている人はあまり行かないほうが良いかもしれません。

なんとか無事戻ってこれました。近くにいた陽気な兄ちゃん二人組がワイワイキャッキャと少し茶化すようなノリで展示を回っていたけれども、むしろ精神衛生的にはあの鑑賞法が正しい気さえしてくる。入場料は完全に無料で別日に改めて入ることもできるので、皆さんあまり無理をなさらないよう…。「この博物館、1日中居られる…」という人は間違いなく医者向きなので、帰国したら医大を受けよう!!!君の才能が世界を救う日が来るかもしれない。

というわけで、少しショッキングな写真もありつつ、最後までお付き合いいただきありがとうございました!!その場でしか味わえないひんやりした独特な雰囲気があるので、気になった方はぜひ実際に足を運んでみてください。

 

ではでは、皆さん日曜日もご安全に!

【大ブリテン帝国4日目】羊よく牛を制す -ロンドン最終日-

ロンドン入りしてから毎日が忙しない。そして毎日UDONとビール(麦)の繰り返しで、少し疲れが溜まってきたことを実感する30超羊。

この日は肉を食らうと決心し、お昼は軽くケンタッキーで。本当は中華のテイクアウトで酢豚をいただきたかったのだが、店が空いていなかったのはご愛嬌。こうして、羊の29日(肉の日)は幕を開けたのだった…。

 

1日目〜3日目の記事はこちら

普段ケンタ○キーを利用することは少ないのだが、鶏クリスピー的なメニューがなかなか美味しい。出来立てサクサクだ。せっかくだから夜もどこかに食べに出るかと思い立ち、日本食と中華を中心にしばしの間検索をば。ロンドンはさすが世界の中心というところか、ありとあらゆる国の料理がいただけるのでとても嬉しい。

 

そして、羊は見つけたのだ…!

YA ☆ KI ☆ NI ☆ KU ヒャッホーイ!!!!!

18:30ごろに店前に到着。そこにはすでに長蛇の列が…!客層は9割型が中国人。たまに韓国とアジア圏以外の人々。日本人は羊だけのようだった。家族連れ、カップル、友人同士といった客構成で、1人客もなんと羊だけ。

 

「これは、ごぼう抜きしちゃうかもメェ〜〜〜〜」とウキウキで列に並ぶ羊であったが、全くそんなことはなく、きっちり1時間強並ぶことになった。ぐぬぬ…。

店の中に入ると、あ〜〜〜懐かしいあの匂い〜〜〜〜。パブロフの羊〜〜〜〜。写真の右上にある通り、席は50分制なので(回転が早いわけではないが)定期的に人が入れ替わっていく感じ。後もうちょっと後もうちょっと。そしてついに、羊の順番がやってきた…。

 

通されたのは地下の、まさかの2人席〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwww

いや、一人席でいいけんど…と言おうとしたのだが、なんとこの焼肉ラ○ク、一人席が…ひとつも…ない!!!!!!!!!え、ライクって一人焼肉じゃなかったの?????????

満席御礼故、正直相席でもいいくらいの居心地の悪さがあったが、他に一人客がいないなら仕方がないか。。1年ぶりの焼肉、じっくりゆっくりいただきます!!!!!!(ちなみにこのオーダー4000円近くするよwwwwwヤクザwwwwwwwwww)

完食!!!!!高いけど美味い!!!!!あーーーー日本で一人焼肉したいメェねえ…。帰国したら食べに行きたいものがいっぱいありすぎて困っちまうな!

ホステルへの帰り道、パブで一杯。大病院の斜向かいにあるパブで(自然な流れでボー○バトル)、パブ名がGOOD SAMARITAN(善きサマリア人)。こういった洒落を公共施設に向けて堂々と提示していける国民性が素晴らしいよブリティッシュ。酒クズ紳士たちからすると、ある意味パブも公共施設のようなものということか。

天気が持ちそうだったので外で。しかしながら冷え込んできたため今日はこれで終了。次の日は移動もあるしな!

というわけで、ロンドン編はここで一旦終了です!この後は古都ウィンザー編に続くよ!

時間が前後してしまって恐縮だが、明後日にはスペインのフライトが迫っている。今のウィンザーの宿を気に入っていて、もう少しイギリスに残りたい気もするのだが、40度の灼熱のギリシャから移動してきた羊には、今のケルト圏はちょっとばかし寒すぎる(そして雨多すぎワロタ)。

 

スペイン入りしたら、ポルトガル、ドイツと大陸側を攻めて、日本に帰る前にマレーシアで短期滞在の予定だ。なんとかスペイン分の資金を全て払い終えて、いよいよ旅の終わりが見えてきたところ。人生最大の長距離旅を終えることへのちょっとした寂しさは、卵かけご飯アレンジのレシピ動画で吹っ飛んだ。

 

初期から読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます!!もうしばらくフラフラしていますので、引き続きよろしくお願いします!!!では、日曜日もご安全に。

【大ブリテン帝国3日目】僕らはみんな生きている(肉体的にも精神的にも)

時間があっという間に経つことの弊害、それは…洗濯だ!!!!!!

ただいま4〜5日分のローテーションしか持たぬミニマリスト羊。移動中の洗濯は死活問題である。というわけで、出かける前に宿でまず洗濯をば。

 

洗濯機と乾燥機をそれぞれ1回ずつ使えるコインを約7ポンドで購入。うーんちょっと割高だが衛生状態を保つためには必須なので仕方がない。噂によると洗濯機だけなら半額ぐらいになるそうなのだが、ケルト圏でそんな無謀なことはしない賢い羊です。

40分ほどの洗濯機を終え、衣類を乾燥機へ移動。モードはこれにせえ!と操作ダイヤルに赤い線が引っ張ってあるのだが、その後にボタンがわで乾燥時間の設定が必要のようだ。え、どんくらいよこれ。

 

壁にあった取扱説明書にも目安が書かれておらず、日本の乾燥機と同じ30分を洗濯。乾燥時間をミスるとコインを買うところからやり直しなので、かなりスリルがある。よし、とりあえず30分は部屋で待つかとランドリールームを出ようとしたところところ…

5台ある乾燥機(種類は全部同じ)のうちの3号機だけに、乾燥機の使い方ラベルが。オワタ…。てか全部の個体に貼って…?

 

見事に生乾きの洗濯物を取り出す羽目になった羊であった。幸いにも量が少なかったので30分でもそこそこ乾いたので、2段ベッドの傍に吊るしまくって様子を見ることに。よし、この間に出発だ!!

 

↓1日目〜2日目、4日目の記事はこちら

ハンテリアン博物館(Hunterian Museum)

2日目にライブバーを案内してくれたお兄さんにおすすめされた、こちらの博物館。18世紀に活躍したお医者さんの標本コレクションを見物できる、という文化遺産寄りのニッチなスポットだ。ちなみにこちらも入場無料(と、形だけの予約機能があるけど確認されない)

昆虫の標本とか、動物の標本は割と好きな羊。見応えあり!との前評判でちょっとワクワク。どんな標本があるんだろうな〜〜〜。

 

よ〜し、バリバリレポしていくぞ〜〜〜!…と行きたいところなのですが、すみません、無理です!!!画面の向こうで死人が出る!!!実際はじっくり見物してきたのだが、この能天気旅行記に写真は貼れないメェね…。

 

グロ耐性は人並みちょっと上くらいにあると思っていたのだが、見学中は心拍数が上がってしまうレベルには生々しいかった。近々それ専用の記事(閲覧注意喚起付き)を書くので、気になる人はそれまで待っててくれよな!!

 

書きました!繰り返しますがグロ注意!!!!

 

〜唯一あまりグロくなかった展示をお楽しみください〜

魂の在処とか重さとかがよく議論に上がっているけれども、ここの標本を見ていると、人間も所詮はただの物質の集合体なんだと改めて思い知らされるメェね…。ロンドン旅行をする方&グロ耐性がそれなりにある人にはぜひおすすめしたいスポットだ!

 

ハンテリアン博物館の公式サイトはこちら

テート・モダン(Tate Modern)

お次は日本にもファンが多いであろうテート・モダン現代美術館へ。時間があったので、王立裁判所の脇を抜けつつテムズ川方面へ。

王立裁判所の前にはパブ。そしてあろうことか、道を挟んだ裁判所の塀をテラス席代わりにビールを飲む人々。衝撃的すぎるんですけど。見なかったことにして先を急ぐ。

通りがかった教会からは讃美歌が。見学は中止しているようだったので、外でしばらく聴きながら過ごす。心がぴょんぴょんするメェ〜〜。

テムズ川を横断して美術館川へ。すごい…晴れてる…。

入り口がさっぱりわからず30分以上彷徨い歩いたところで、やっとこさ地下に入り口があったことに気づいた。いやこれ、マジでめちゃくちゃわかりにくい。チケットなしの弊害は、窓口をはじめとして、整理列や待機列のような目印がなく「入り口がわかりにくい」ことかもしれない。

 

テート・モダンも入場無料の施設だが、一部の展示はチケット制。特に草間彌生の特別展示は大盛況のようで、チケットはソールドアウトになっていた。現代美術好きの人は事前に公式サイトをチェックしておいたほうが良いですぞ!

 

で、羊さんはどうかというと…すみません、現代美術ほんっと!全っ然!わからないんですごめんなさい。イングランド最大の現代美術館と言われるくらいだから、展示されている人はみな著名で素晴らしい方々なんだろうけれど、1人で楽しめる感性が羊にはなく各部屋を早足で駆け抜けて終了。写真を撮っていいのかもわからず、館内では無撮影。

 

とても恥ずかしい限りですが、草間彌生の名前を今まで知らずに生きてきて(聞いたことくらいはあったかもしれないが認識はしていなかった)え、このデザインのやつって日本人が考えた作品だったのか!?となったレベルの疎さです。最後に、美術好きの友人が見たいと言っていた「ママン」(蜘蛛見たいなやつ)だけは見て帰ろうと館内を探すものの見つからず。短い時間だったにも関わらずドッと疲れが出た。テムズ川が綺麗だな。(幻覚)

有名な観光場所ですが、現代美術が疎い人には少し厳しいかもしれない。あまり明るくない場合は複数人で楽しむことをおすすめするぞ!

 

テート・モダンの公式サイトはこちら

実に肉体的な旅と、それとは対照的な精神的な旅を終え、羊はもう空っぽ。伽藍どうな体にも魂にもビールが染み渡る…。命の水に…乾杯。今この日記を書いていて、このビールをどこで飲んだかさえも思い出せないほどには疲れていたようだ。

 

いよいよ次はロンドン旅行最終日。酒池肉林(言葉のまま)レポをお待ちください。ではでは、みなさん週末もご安全に!

 

↓1日目〜2日目、4日目の記事はこちら