アイルランドワーホリ日記(2022~2023) ~ニート羊は英語で話す夢を見るか?~

アイルランドへワーキングホリデーという名のニートをしに行く羊です。「アイスじゃなくてアイル!」「位置はブリテンの真西! 」を一人でも多くの日本人に浸透させるのが夢ェ〜です。

人は見た目が9割

 秋に渡航し、親子三世代の暮らす賑やかな家庭でお世話になり、クリスマス前に寮へ引っ越して半分はターキッシュガイと、もう半分は3LDKで一人暮らしをし、数日前におばさまが一人で切り盛りする今の家へやってきた。

 マザーは12月の間は学生を取らない(マザー曰くホリデー)期間にしていたらしく、普段は学生3人で賑わうこの家も、今はマザーと羊の二人暮らしだ。絵を描くのが趣味、音楽を聴くのが趣味、料理が趣味、今はスペイン語学習にハマっている…と言ったように、とにかく多趣味な人で、マザーというよりは気の合う友達のような間柄だ。(おんぶに抱っこだけど)

 

 アイルランドにきて早4ヶ月。そういえば髪を切っていなかったことに気づき、せっかくの機会なのでこちらの美容院にも行ってみるかと思い立った。

 ダンズストアというチェーンのスーパーマーケットの中に薬局や電気屋やそして美容院までもが併設されており、家から近いこともあってネットで予約。カットだけで€52となかなか強気なお値段だが、近所を一通り調べた限りではこれが中央値くらいのようだ。(気持ち安い個人経営の床屋もあるにはある。)

 

 お店の中での流れは日本とほぼ同じ。予約していた旨を受付に伝えると、時間が来るまでそこのソファーで待っていて、と案内されつつ、コート類を預かってもらう。その後担当さんがやってきて席へ。オーダーを聞いてもらい(もちろん英語なんて喋れぬゆえイメージ画像持参)、まずはシャンプーへ。

 

 シャンプー台の形が日本と違い、フルフラットというよりマッサージチェアに深く腰掛けているような体制になる。羊は日本人の中でも小型。こちら基準だと子供よりも小さいこともしばしばあるのだが、想定していた通り椅子と体の形が全く合わなかった…。常に首にマックスの負担がかかった状態でシャンプーを耐え抜くことを決意。シャンプー中は熱くないですか〜などと担当さんが話しかけてくれ、なんとか意識を保ったままパスできそうだと思ったその時…シャンプー後にリンス?トリートメント?のつけ置きが必要だったらしく、そのまま10分間放置される。このシャンプー台にはそのほかにも仕掛けがあり、本物のマッサージ機よろしく背中の部分をコリコリな何かが圧迫して押してくれるのだが、これがまた一層首にくる。コ…コロして…くれ…。

 

 地獄のシャンプー台を抜けた後、次はメインのカット。座っている椅子には高さ調整機能なんてものはないらしく美容師さんはとても切りづらそうな体制だ。そして羊の首の方向をバンバン変えてくる。次は右、左、上、下…と先ほどの凝り固まった首のストレッチに最適だ(白目)。美容師さん同士はスタッフさん同士でおしゃべりをしてあまりこちらには話しかけてこないのでそこは楽。同じく隣で施術されていたマダムがうとうとしている姿をたまに横目に見つつ、羊の毛は順調に整えられていくのであった。

 

 切り終わった後はドライヤーをかけてもらい、最後に前髪を切ってもらって完成。前髪を切るときに上を向けと言われ、「は?」と声が出そうになったが失敗が怖いので大人しく従う羊。もちろん髪の毛は顔と首周りにドシャァ。知ってた。払うためのティッシュをもらえたが服の中に入った毛がチクチクするぜぇ…。

 

 初めからちょっと気になってはいたが、カットの時に切るポンチョみたいなやつも丈が短く防御力が低めだ。長袖にはもちろん、ズボンにもブーツにも毛が舞っていたがお構いなし。終いには仕上げのカットはポンチョを取り払った状態で行われ、結果はお察しの通りである。一応最後にブラシみたいなもので払ってくれるのだが、逆に襟から服の中に毛が入る。ゴージャス!!と笑う担当のお姉さんの顔が眩しくて、まあいいかと思った羊なのであった。羊メモ:美容院のスタッフさんたちはとにかくゴージャス!!を連呼するぞ!

 

 受付に戻ってお会計を済ませて外へ。目の前にあったゴールズジムが気になって仕方ない。(羊は日本にいた頃ゴールドジムの会員だったぞ!)

 日本の家族や友人に「そろそろ英語は喋れるようになった?」とよく質問される。いや全くならん(紛うことなき事実)と答えると、「ゆーても日常会話レベルは大丈夫でしょ、暮らしてるんだから。」とフォローを入れてくれるのだが、いや、マジで否。NO。英語なんてなくても金があれば暮らしていけます。

 

 そこで今回の表題なのだが、実際に羊がたまに使う英語は超メチャクチャで目も当てられたものではないくらいの赤ちゃんレベルなのだが、ある程度生活していると"コミュニケーションを取ろうとする度胸"と"まあ何とかなるしょという謎の自信"はそれなりについてくる。(諦めとも言う)

 

 そんな中でも、言葉がよく伝わるときと、逆に全く通じないときがある。トピックのレベルは同じくらいでもハッキリ違いを感じる。

 

 15〜20年前くらいだったか、『人は見た目が9割』という新書が爆発的なブームになった。実用書は普段全く読まない父親が買ってくるくらいだから相当流行っていたのだと思うが、羊も読書の練習に読んでみろ(確かページが少なかった)と言われて拝読した記憶がある。誤解を与えやすいタイトルだと思うが、ルッキズム云々の話ではなく、ノンバーバルコミュニケーションを題材にした本で、平たく言うと、人は会話をするとき、口から発する言葉そのものだけではなく、それ以外の情報を無意識に共有し合うことでお互いを理解しあっている、と言う内容だった(気がする)。声色、目線、仕草、表情…などがそれにあたる。

 

 日本語はハイテクスト、英語はローテクストなんてよく言うが、どちらの文化でもノンバーバルコミュニケーションの重要さは変わらないようで、言葉以外の情報をある程度読み取ることで、言語はとっ散らかっていてもそれなりにコミュニケーションが成立する。…といったことが、この4ヶ月の経験でふわっと体感できた。

 

 羊の場合は、世間話をしようとすると全く意味が通じないし、相手が何を言っているのかも聞き取れなくなる。自分自身あまり興味がないので、頑張って伝えよう!!とする姿勢(ノンバーバルの部分)が欠如して、アレクサが赤ちゃん言葉を喋っているような状態なのだろう。相手側も無理して聞いてくれてたり仕方なくレスポンスしてくれる状況になると、相当説明上手&話し上手な人か、英語が得意でない人相手に話し慣れている人じゃないと話が噛み合わない。笑い話をシリアスに聞いてしまったり、シリアスな話で笑ってしまうなど致命的なすれ違いも起こる。

 

 逆に、何か自分が感動した経験を伝えるとか、趣味の合う同士で話すとか、会話そのものが少し波打つような抑揚があるパターンは、お互いの言葉がチグハグでも、どちらかのレベルが極端に低くても、それなりに相手の思っていることや伝えたいことが想像しやすくなるし、自分の気持ちも伝わりやすい。

 

 比較的友達ができやすいという語学学校や、人の交流の場と言われるパブなんかは、一見誰もがオープンに見えるのだが、(前のマザーにトゥシャイと言われた)羊の場合は何かを熱心に話せる人が見つけにくく、英語を話す環境としては体質的にあまり合わないんだなということもだんだん分かってきた。思えばこの失敗はよく日本でもしていた。

 何か特定の目的を持った場所を作ることで、最近は自分から何か発言する機会も少しずつ増えてきている。合唱に囲碁、あとこれからあるオタクのイベント。そしてこれらで経験した面白かったことを家に帰ってマザーに話しながら夕食をとる。以前のステイ先では、今日の学校はどうだった?と聞かれることが毎日苦痛で仕方なかったが(その節は本当に申し訳なかった)、今の家では今日こんなことがあって…と自分から話すまでになった。人間、何歳になっても日々成長メェねえ…。

 

 というわけで、「少しは英語が喋れるようになった?」への回答は「英語を喋れるようには全くならなかったが、コミュニケーションは気持ちが大事ということが分かった!(KONMAI感」となります。ご査収ください。

 

 今日は少し真面目な記事を書いてしまった…。みなさん水曜日もご安全に!

トランク一つだけで浪漫飛行へ

 約1ヶ月半のスクールアパートメントを出て、今日から新しいホームステイ先へ。トランク一つの荷造り荷解きもお手のものだ。

最後の晩餐

 初めに受け取ったドキュメントには「アパートメントのチェックアウトは10時よ!」と書かれていた。そんなことよりお湯の沸かし方書いて、という不満はさておき…羊がチェックインした1ヶ月半前の15時には、「今日出てくんだ〜」と言いながら荷物の整理を整理している学生がいた。アイルランドでは約束の時間などあってないようなものだな、と羊の価値観は日々更新されていく。

 

 今回、新しいステイ先のマザーに事前に連絡を取ったところ「できれば午後になってから来て〜」と言われたので、まあアパートメントに12時くらいまではいるか、と軽く考えていたのだが、なんとまさかの11時に清掃の人が来てテンパる羊。てか清掃入るんだ…。上述の遅く出ていった学生と、長らく一緒に暮らしていたトルコ人の2人をすでに見送ってきたのだが、共用部分に清掃が入るのは今回が初めてである。なんならトルコ人は個室も2習慣放置されていたくらいだ。ちょうど全員出てったから今のうちにやってしまえという魂胆なのだろうか…。高い家賃をとっているのだから、そのあたりは真面目にやってもらいたいものだ。

 

 怪訝そうな顔をされたが追い出されはしなかったので、なんやかんや12時前まで居座って、そろそろ行くかとアパートの共用玄関のドアを開けたとき羊の元に1通のメールが届いた。

 うーん!受信時間11:56!草食べときますね!

 

 REMINDER!!!(迫真)。時間が遅れているのはもちろん、この手のメールは本来前日までに送るべきなのでは…。学校は今日も通常運転である。

 

 アパートメントから徒歩約15分。新しいステイ先は3階建ての一軒家で、とても老婆には見えない(80くらいの歳らしい)快活なマザーが出迎えてくれた。最近のマイブームはスペインとのことで、ベランダに続くドアにドン・キホーテのシール(ペンギンではない)、キッチンの壁にフラメンコの絵画など、それを思わせるグッズがよりどりみどりだ。あなたの部屋は2階よ、とマザーは羊のキーボード(*楽器)を抱えて階段をズンズン登っていく。人生100年時代と言うが、ここまで体現している人もなかなかいないだろう、と思わず感心してしまった。

 新しい部屋は以前のステイ先と比べると小ぢんまりしているが、5畳1Rロフト付きで暮らしていた羊にはこのくらいがホッとして良い。全然関係ないが、アイルランドで暮らしていると犬の散歩をしている人を本当によく見かけるので、日本に帰ったらワンチャン大型犬を飼いたいぞ!と思い(前に住んでいたアパートがペット可だったこともあって)飼育条件を調べてみたのだが、大型犬には最低でも7畳程度のパーソナルスペースが必要だそうだ。羊の居住空間よりでかいじゃん…。夢は早々に打ち砕かれた。

 

 アイルランド人あるあるなのか、比較的裕福な層あるあるなのか、ホームステイ先の家には素敵な絵画か飾られていることが多い。スクールアパートメントは必要最低限のものだけでさっぱりしていたので、やはりこういった彩りがあると生活が豊かになるなあと感じる。

 この絵は自分の中で大ヒット。忘らるる都に続く森の中はこんな感じなんじゃないかと思う。(FF脳)7Rはいつ完結するんですかね?

 

 羊の合鍵をもらってターンエンド。正体はバレているようだ。

 

 今週はとりあえずマザーと二人暮らしで、来週から隣の部屋にターキッシュガールが、来月半ばになるとフレンチガイが上の階にやってくるらしい。マザーの受け入れ予定は6月までビッシリで目が点になってしまった。iOS予測変換さんメガテンじゃないです。

 

 今日の夕食はラザニアとのこと。初日は基本誰でも食べれそうなものを選んでるのよ、とのことなのだが… えるしっているか にほんじんは らざにあをあまりたべない。少なくともアイルランドでは定番料理のようだ。その後少しずつ、この料理はいけるか?この料理はいけるか?と試していくらしい。本棚には世界各国の料理本が並べられていた。羊はギリシャ料理が気になる!と主張しておいた。イタリア+スペイン+トルコみたいな見た目。絶対美味しいやん!

 日本料理の本もあったが、マザー曰く難解すぎて読み解けないらしい(一応こっち向けに英語で書いてはあるのだが)。中を拝見したところ、茶碗蒸し、鯛めし、松茸ご飯などのガチレシピが載っていたので、日本人でもこれはムズイとフォローをしておいた。そもそも鯛を丸々一匹って…こっちで手に入るんか…?全てのキノコをマッシュルームと言い張るこの国に松茸という概念は伝わるのか…?

 

 兎にも角にも料理好きなマザーのようなので、今日の夕飯は期待できそうだ。ではでは皆さん日曜日もご安全に!

羊と愉快な家電たち

 ターキッシュガイがトルコへ帰国して早2日…。羊は広々とした3LDKで一人暮らしを満喫している…はずだった…。

 せっかく誰もいないのでリビングはカラオケルームに。どうせ誰もわからんし、と開き直って、土日は日本語の歌を大熱唱して過ごしてみた。

 謎のレコーダーが備え付けられているが、TVにつながっているわけでもなく、なんのために動作しているのか謎である。

 

 色々と活用してみようと思うものの、やはり元々3人暮らし用(ファミリーが暮らせるレベル)だけあって、ありとあらゆるものを若干持て余している感じは否めない。あと暖房器具が弱小なのでリビングもキッチンも普通に寒いのである。思わせぶりな暖炉ライトがあるが、マジでただのライト。熱気はない。

 

 二人暮らしをしていたときは毎晩満杯になっていた食洗機も、羊一人だとスペースが全く埋まらない。

 ちなみにこの食洗機は、スクリューに何か引っ掛かるものがあったとしても過負荷アラームなどという軟弱な声は一切発せず、対象物を薙ぎ倒してでも最後まで任務を遂行する必殺仕事人である。食洗機エラー知らず。

 

 この洗濯機は安心と安定のシャープ製。全ての服をシワシワに乾燥させることに定評がある。羊には右上のメニューの意味が全くわからない。もちろん説明書なんてものはどこにもない。ggrksということか。

 

 頻繁にブレーカーを落とす4口コンロさん。目盛を1〜6で調節するのだが、4以上になると火力の違いがよくわからない。

 

 アナログだが便利なオーブンさん。アイルランドで一番美味しい食材は巨大なオーブンでカリッと焼くベーコンだと思っている。

 

 見慣れたキャラクターのシールが貼ってある冷蔵庫。誰のものかわからないオーガニック玉ねぎが野菜室を謎の汁で満たしたまま放置されていたのだが、ターキッシュガイが帰国したことにより捨てていいことが確定し、本日処分させていただいた。。

 

 アイルランドは電気の価格が現在超高騰しており(ウクライナとロシアの影響かと思われる)、電気を節約せえよ、節約せえよ、とことあるごとに書面やニュース等で通知されるのだが、正直節約する気ないでしょ?というくらい電気に依存している。あと効率が悪そうだなぁとも思う。全く意味のない電気ヒーターをリビングに何台も設置するくらいなら、1台エアコンを入れたほうが絶対にエコだと思うのだが…。

 

 ん?なんだこの扉は?

 

???「ヒツジ…開けちゃダメだ…」

 

ドドド…キュイイイン…ドドド…ギュルルル(うるさい)

 

ヒツジ「一応…念の為な…」

 

湯沸器の魔人

 解説すると、この2つに重なっているタンクに水が溜まり、それを電気の力をもってしてお湯に帰るという装置なのだが…、コイツがかなり厄介なのである。日本人の敵。アイルランド国民の寿命はこいつのせいで1年以上減っていると思う。

 左脇についているダイヤルを回すと、最大2時間お湯を沸かすことができる。意外と知られてないと思うんですけど、お湯が沸くと温かいお湯が使えるんです。(白目)

 

 沸いたお湯を使い切ったら最初からまたリセット。お湯を沸かすところからやり直しだ。ちなみに、2時間MAXでお湯を沸かしても10分間のシャワー中にお湯がぬるくなる。バスタブにお湯を張るなど夢のまた夢よ…。ちなみにバスルームには暖房器具はない。換気扇の風が吹きっ晒し状態。トイレと一緒になっていて妙に広いのでめちゃくちゃ寒い。

 

 食洗機も乾燥機も4口コンロもデカいオーブンもいらないから…ガスの湯沸器をください!!!!お湯くれお湯!!!!!

 

 ここでの生活もあと半月ほど。果たして羊は生き残れるのであろうか…。みなさん月曜日もご安全に!

アンダーザシーの世界へ

 海の見える街ゴールウェイには、なんとアイルランド国立水族館があるということで、せっかくなので街歩きがてら出掛けてみることにした。

 前回訪問しようとした際は、謎の昼休み(12ー15時までクローズ)があり諦めてしまったのだが、今回は通し営業だったため無事に入館することができた。学生証があれば€11で見学できる。

 

 扉を開いた直後に現れたのは、数分に一度どでかい水の塊が降ってくる謎の水槽であった。説明文によると、本物の海だよ〜〜と魚を騙すためにこの装置にしているのだとか。なんの前触れもなく急に来る上にかなりうるさいので、驚かされることが苦手な人には少し酷かもしれない…。

 

 順路案内に従って、階段で2階へ。日本の水族館のようにガラス張りの大きな水槽が並ぶことはなく、基本は、上が開いている水槽に魚がブチ込まれているというスタンス。飼育員側は楽かもしれないが、子供が手を突っ込んだり食べ物を入れたりしないか少し心配になる。水族館というよりも博物館みたいな雰囲気だと思った。

みんなのアイドル

 そのほかにも、4択クイズを出してくるが答えを教えてくれないミニシアターを鑑賞したり、ライトアップされているクラゲのハリボテを眺めたりしながら先へ進む。

 突如コーナーに現れた#Our Ocean。そのハッシュタグはどこにどう使えというのだろうか。水槽の中よりも周りの鳥の模型の方が手が込んでいるという矛盾である。

 階段を降りて再び1階へ。陽の光が差し込む2階とは対照的に、1階の展示は全体的に少しダークな雰囲気だ。水槽より賑やかしの展示物の方が豪華なことにも段々と慣れてくる。

 巨大なタコとアナゴを発見。美味しそうだな、と思ってしまうのはもはや日本人の性である。

 ようやく(?)水族館らしい巨大水槽が出現。XX時から餌やりタイム!とかそういったエンタメは一切ない。来館者に媚びない強い意志が伺える。

 フィッシャーマンらしきおっちゃんと水槽。ちゃんと腕もつけたげて。そんなこんなでツッコミを入れながらも小一時間ほどで館内を周りきることができたのであった。ー終劇ー

 

 

 

 この水族館、哺乳類がいねえ!!!!!

 

 

 

 アシカがいない?カワウソがいない?イルカがいない?オルカはおるか?ああ、ここにはおらんか!なーんちゃって…。哺乳類に限らずも、ペンギンやペリカンのような生きた鳥類も展示されていなかった。ちなみに、1枚目の画像で水族館のロゴにタツノオトシゴが添えられているにも関わらず、タツノオトシゴもいません。

 

 ショーをしろとまでは言わないが、流石にガッカリ感が否めない。学割€11は日本円で1500円程度。国立ではないが、参考までに池袋のサンシャイン水族館は大人2000円である。上野に数多ある国立系の施設を想像していると痛い目に遭う。それがアイルランドクオリティ。

 

 ただ、あくまでこれは水族館素人の目線からの感想であり、お魚博士の人からするととても興味深い施設なのではないかと思う。その理由は、1階施設の展示生物のおそらく8割以上がレッドリスト絶滅危惧種)登録されているものだったからだ。もうその赤いキャッチロゴいる?ってくらいレッドリストレッドリストレッドリスト…。集めてくるのはもちろんのこと、飼育にも相当な労力とお金がかかっているに違いない。(そうであってくれ。)

 

 アイルランドには水族館が数えるほどしかないので、ゴールウェイに立ち寄った際は海辺の散歩がてら寄ってみてもいいかもしれない。お土産屋さんの水族館と関係ないものを眺めるのもまた一興。日本のエンタメ施設ってすごいな、と心から思えるはず。

 

 1ヶ月ほど一緒に暮らしていたターキッシュガイを見送り、3LDKで一人暮らしをしている羊。これからしばらくは家でカラオケができるメェね。今日は歌いまくりたいと思います。

 

 日曜日もご安全に!

愛蘭からオダシが消えた日

 寮暮らしになって、自炊を迫られることとなった羊。正直かなりしんどいが、食卓の選択肢に日本食が追加されたことはアイルランド生活において革命だった。

友達が作ってくれたトンカツ(激うま)

 日本食といえば、そう、出汁だ!ダシと醤油を合わせればうどんのつゆになるし、ダシと味噌を合わせれば味噌汁になる。どっちもお湯で溶かすだけで日本の味を手軽に思い出せる究極のズボラ飯である。(見せられないよ!)

 

 そんなこんなでダシに依存する日々が続き、気づいたら以前買ったダシパックは空っぽに。補充をしようとアジアンショップに繰り出す羊だった。…が…

 

ダシの霊圧が…消えた…だと!?

 

 有名なアジアンショップを3件回ってみたがダシがどこにも売っていない。うち1件はちょうど2ヶ月ほど前に出汁を購入した店にも関わらずだ。唖然とした羊の目がとらえたのは昆布ダシ。違う、そうじゃない。

 

 今日はうどんの気分だったのに…とすっかり意気消沈して、とぼとぼと歩く帰り道、視界に見慣れたあのマークが飛び込んできた。MMMMMMMM

 日本で食べていたものと同じ味をどうしても噛み締めたかったので、本日の昼食兼お昼は上記の通りマクドナルドでお世話になることに決めて、手前の石垣をポケモンよろしくぴょん!と飛び越えてマックへ向かう。(帰りは微妙に登れない高さなのも原作準拠。)

 

 アイルランドのマックはモバイルオーダーがあまり主流ではない(あるにはあるようだ)代わりに、オーダー用の大きなタッチパネルが店舗ごと数台用意されている。イートインもテイクアウトも、まずはこのオーダー画面の操作から始めることになる。

 メニュー画面はこんな感じ。日本によくあるタッチパネルオーダーと比べると、とにかく画面が大きいので視認性は良い。UIも悪くないように思う。

 欲しいものを追加してオーダーリストを作り、画面下の決済機で支払いまで済ませることができる。カードor非接触決済限定なので、現金しか持っていない人は友人レジへ行こう。このシステム、トッピング抜きや増量のカスタマイズも画面上で指定ができてとても便利なので日本にも導入してほしい。(一部店舗はあるみたいだけど)

 

 テイクアウトの場合、決済が完了すると出力されるレシートに受け取り番号が記載されている。受け取りカウンター前に番号確認用のモニタがあるので、自分の番号が"Please Collect"に表示されたらレシートを持って受け取りに行こう。一応店員さんがコールしてくれるが声が超ちっさいので当てにならないぞ!!色々な意味で虫の息のようだ…。海外のマックでもスマイルって頼めるんだろうか。そして、もし頼んだら死んだ目をしていた店員さんはスマイルを作ってくれるのだろうか…。

 最後に商品を受け取っておしまい。羊はチーズバーガー(ピクルスとマスタード抜き)とナゲットを注文した。ナゲットは日本とは違い、薄い紙の袋に入っていて油がうっすら外に滲んでいた。あと、日本の2倍くらいの大きさのBBQソースが2個ついてきた。ケチるところ間違ってません?

 味は日本さながら。ナゲットは若干衣薄めかな?あとチーズバーガーのチーズの風味が少し違う気もしたがおおむね同じクオリティで安心して食べられる。今後どうしても食べるものが思いつかない時はマックに行こうと思う。明日はうどんを食べたいが、しばらくダシは見つからなさそうだ。

 

***

 トンカツを作ってくれた友達に「天竺鼠って知ってる?」と言われ、「え?モルカーのこと?うん、好きだよ。(*中国名が天竺鼠車車)」と返したら「は?なにそれ?」と言われて若干凹んだ羊です。えるしっているか ひおたくは もるかーをしらない

 

 答えはお笑い芸人だったようだ。友人はお笑いマニアで、逆に羊はお笑い界のことは全く無知なのだが、「○○って知ってる?」とことあるごとに問いかけられ、ほとんど毎回と言っていいほどチグハグな会話を展開している。もう友人と羊でシュール系のコンビが組めるのではないかと思うレベルだ。でもモルカーは可愛い面白い時々S級サメ映画なのでオタクじゃない人も是非観てくれよな!

 

 ではでは、新年も皆さんご安全に!

仕方ないでしょ?学校は…適当なんだから。

  冬休み明け、おそらく全学生と社会人が同時に思うこと。それは、「学校(仕事)に行きたくねぇ!!!!!」だろう。羊も例に漏れずその一匹である。

 

 とは言っても高い授業料を払って通っているわけで、初日に行けなかったら今週ずっと行けないような気もしていて、眠たい身を起こして朝自宅をし、10分前ほどに学校に着くように家を出た。

なんと鮮らかな朝焼け…

 外は1℃。体感温度はマイナス2℃とのこと。寒い。家を出る少し前にハウスメイトのトルコ人もリビングに出てきていて、ああ、今日から始まるんだな、と冬休みの終わりを実感した。

 

 実は今の家から学校に向かうのは今日が初めてだ。前の家と比べると横断すべき大きな道路が多いため信号待ちで意外と時間がかかるのでは、と予測していたが、予想は大きく裏切られた。まず、車が走ってねぇ!!片側2車線、全4車線がクロスする巨大な交差点も、信号を待つまでもなくスーイスーイと渡り切れてしまった。激混みランナバウトが懐かしいメェねえ。

 

 あの駅の角を曲がれば学校だ!というところまで来て、不意にスマホが震える。週初めは教室の入れ替えがあるため、友達が今週の教室をいち早くチェックして送ってくれたのかと期待する。(※学校には校舎が2ヶ所あり、どちらの校舎に割り振られているかは、メイン校舎の3Fまで上がらないと確認できないトンデモ仕様になっているぞ!)なになに、今週はどこだって?

 

「学校明日から。。。」(原文ママ

 

 え…?

 

 え…?

 

 友人に詳細を聞いたところ、学校前で校舎が開くのを待っていたが、同じような生徒以外誰も来ない。仲のいい先生に個人的に連絡を取ったら、学校は明日からだよ〜と言われた。とのことだ。マジかよ。

 

 急いでハウスメイトのトルコ人に伝言ゲームをする。え、マジかよ。今家出るとこだったわ。との返信。間に合って良かったです。その直後、昔いたクラスのグループに韓国人の友達の投稿が入る。今日って学校閉まってる???→うん、明日からだ!真面目な生徒たちは皆阿鼻叫喚である。

 

 多くの学生は今日が休学であることを知らされておらず、あろうことか、学校から学生へ入学時に渡されているプログラム上では、確かに今日から授業スタートとなっているのだ。休日を弾くことのできないアホの子仕様に乾杯!!!

 

 気づいてはいたが、この学校、信じられないほど適当なのだ。

 

<羊が被害に合ったイベント>

・教室の確認はメインビルの3Fでしかできない。サブビルだった場合そこから移動に5分以上かかる。教室は毎週変更する。

・初対面同士が交流を深める校外のイベントで、主催者が1時間半後に来る。席の予約すらされていない。

・申し込んでいたイベントが予告なしで勝手に無くなる。

・17時に校舎クローズのはずが、人気(ひとけ)がないという理由で15時半に施錠され校舎に閉じ込められる。

・サブビルのメインドアに勝手にオートロック(開講中は常時解除)がかかり、休憩時間に寒空の下に放り出される。

掲示されていた教室に行ったら工事中。事情を話すと別の教室になったことを告げられて移動する。が、その教室は別授業で使用中。

・教室の暖房が壊れているのに頑なに1週間使い続ける(右も左も空き教室)

・ホリデー期間変更の申請をしたら、羊のビザじゃできないと明言される。後で別のスタッフにもう一度聞いたら普通にできた。

・1/2は休みなのに、休み前に告知も掲示もなかった。←NEW

 

<羊が回避したイベント>

・試験対策コースには試験の受験費が含まれているが、試験の申し込みは自ら申請が必要。…であることが学校側から説明がない。実際にそれを知らず、未受験のまま帰国することになった生徒が複数いる。

 

 現地ではアイルランド時間だとか、アイルランド仕様などという言葉でしばしば揶揄されているのだが、生粋の日本生まれ日本育ちの羊としては、この適当さにどうしても馴染むことができないでいる。効率とか全体最適化って言葉知ってます???

 

 今日だって、時限設定で全員のメルアドに「休みだよ!」って送るようにしておけば良かったんじゃないでしょうか…。間違えて来てしまった学生からの問い合わせを捌く方が面倒臭いと(個人的には)思ってしまうが、待機しているスタッフもおらず繋がる窓口もないのである意味での最強仕様である。

 

 というわけで学校が休みになったことは嬉しくもあるものの、昼からの予定まで微妙な時間が空いてしまい、カフェで一息ついているところだ。明日から頑張ります。

 

 みなさん三が日もご安全に!

その日、羊は思い出した…

 羊は極度のメシマズだったという恐怖を…。大型巨人?生身のベル○ルトをお手製料理で潰せば一発メェね!お誕生日おめでとう!!羊も32歳になったぞ!!

 

 冒頭の通り、羊は料理が下手なのだが、それでも日本の環境では13年近く一人暮らしをしてきた猛者である。面構えが違う。大都会TOKIOでは犬も歩けばコンビニにあたるし、持ち帰りが半額になるピザ屋もあるし、牛丼すた丼なんでもアリである。はす向かい同士のライフとサミットは今日も静かなる戦いを繰り広げている。自然な流れでボー○バトル!

 

 今の寮の近くも、はす向かいではないにしろほぼ横並びにDUNNES STORE、TESCO、Lidlといった超ビッグスーパーが並び、買い出しには困らないどころか、ゴールウェイ屈指の便利なエリアと言って差し支えないだろう。が、それはあくまでも自炊民にとってであり、メシマズ民には何の利益もないのだ。(酒飲みには嬉しい)

 

 羊は卵を買った。醤油とみりんと砂糖があれば美味しい味玉が作れると思ったからだ。羊はインゲンを買った。とりあえず緑っぽいものを入れておけば味噌汁が美味いと思ったからだ。羊はカットサラダを買った。ドレッシングをかけておけばそのまま食べられると思ったからだ。どうだ…美味しい料理は作れたか…?

 

「料理って…何だっけ」

 

 やってられん!もう日本に帰る!!!

 

 羊の料理の腕の問題なのか、こちらの食材の問題なのか、もはや羊にはわからない。生ハムとスモークサーモンとオリーブとチョコレートとサワークリームオニオンチップス(と酒)でのらりくらりと躱してきたが、それすら味が単調ですでに飽きてきている。

 

 昨日は日本の友人たちが開催している恒例の忘年会にリモートで参加してきた。見慣れた先輩宅には日本の酒と肴が並ぶ。アイルランドの現地時間は朝10時。よだれがとまらメェ…。カッコつけてアイリッシュウィスキーを飲んでみたが、みんなで飲む角のほうがうまそうだ。机の上のサッポロの空き缶が羊を嘲笑っているように見えた。そのまた前の日には、友人から送られてきた行きつけの居酒屋の飲み会風景にやられていた。そこでは周年記念で静岡麦酒の生樽を出していて、画面には浜松餃子とか、富士宮焼きそばとか、地元のご当地グルメがすでに食い尽くされた形で誇らしそうに撮影されていた。

 

 な、なんだこの虚無感は…。忘年会がお昼過ぎにお開きになり、時間を持て余した羊はちょうどチェン○ーマン(アニメ)の1期が終わったことを知って、トルコ人も留守にしていることだしと、途中で溜めていたところからリビングで一気見することにした。原作よろしく、最終回で早川家は打ち上げをしていた。食卓の上には酒と肴が並ぶ。こんなの…絶対おかしいよ…。こともあろうかトルコ人は例の大会のシーンで帰ってきてドン引きしていた。

 

 あまり自炊する気にもなれなくて、流石に何か食べないと良くないかな、と思ってキッチンへ行くと、そこには料理に熱中するトルコ人が。彼はなぜそんなに料理が好きなのだろうか。邪魔しては悪いと思いそそくさと退散する羊。部屋でテキトーにウィスキーを飲んでいると、ああもうご飯いらないかも、と脳がバカになって夕食を食べ逃す日々だ。醤油とみりんが手に入った時にウキウキしながら作った味玉が腐っていたようで、食べたことないような酸っぱい味がした。羊は直感した、これは…食べたら絶対に体壊す…と。人間の味覚センサーはすごいメェね…。

 

 日本にいたときは自炊ができなくてもどうにでもなったが、ヨーロッパの片田舎では自炊=ライフラインと言えるかもしれない。買ってもメシマズ、作ってもメシマズ、まさにデスゲーム。1月末には新しいホームステイ先に引っ越す予定なので、ひとまずそれまでの辛抱だ…。もし更新が止まったら…時々でいいから…思い出してください。

 今日も今日とて夕飯を食べ損ねたので、ギネスでチャージして寝ます。ハッピーバースデー羊。皆さんも良いお年を!