アイルランドワーホリ日記(2022~2023) ~ニート羊は英語で話す夢を見るか?~

我、古今東西の酒を愛する日本羊なり!ワーホリにかこつけてアイルランドでビール三昧。語学学習...?知らない言葉メェねえ。

灼熱のゴゾ島巡り〜熱中症に負けるな〜

ずっと家にこもってばかりというのもアレなので、マルタの北に位置する島、ゴゾ島に観光に来てみることに。ゴゾ島へは本島の北端、または首都バレッタからフェリーで行くルートがある。お値段に3倍くらい差があるため、貧乏羊は北端からの海路を使うことに。

現住所からフェリー乗り場まではバスで約1時間。本日も青天なので、本島観光も含めてのんびり行くメェね。

船着場に到着したところで、待合室の隅にあった売店で朝ごはんを調達。安定の美味さと安さのパスティッツィ。船は30分〜1時間に1本ペース。乗船時間もあるので、意外とすぐ来る印象だった。食べかけのパスティッツィをリュックにしまって、いざ乗船!

デッキ(テラス)の横脇にテーブル付きのベンチ席を陣取って、海を眺める。最高の天気!最高の船旅!料金は帰りに払う式なので、往路はタダですぞ!!!

頭に流れるのは、なみのりのBGM。ラプ⚪︎ス乗りてぇえええ〜〜〜。

40分ほどの航海は本当にあっという間に終わってしまって、ゴゾ島へ上陸。このフェリーに1日中乗っていたいメェね。

空港もそうだったけど、さすがリゾート地なだけあって、船着場にも各ホテルのお迎えや客引きの波が。熱気がすごい。みんな、マルタには大金を持って来ようね…。

羊が目指しますは「古代遺跡ジュガンティーヤ」!!!なんてロマンのある響きなんだ…。指輪物語JRPGの影響で古代文明や古代遺跡には目がなかったりする。中心街まで出てバスを乗り継ぐルートだったのだが、途中下車して徒歩30分というルートもあったため、海外バスを全く信用できない羊はこの独自ルートをとることに。

教会の圧がすごい。この行き当たりばったり具合が一人旅って感じメェ…。

ジュガンティーヤ遺跡は、併設のミュージアムと遺跡見学の2部制になっていて、まずはミュージアムで歴史やら発掘品やらをお勉強。入場料は遺跡とセットで€10。ミュージアムの展示はこぢんまりながらも分かりやすく、土器やら装飾品やらをじっくり眺めることができる。古代歴史好きには結構おすすめ。

お次は実際の遺跡探索をば!ミュージアムから伸びている遊歩道を歩いていくと、だだっ広い丘みたいなところに遺跡が見えた。

遺跡の中には見学用のタラップが敷かれていて、その上を歩いてあたりを見回す形式になっている。お触りも厳禁。ところどころに解説ボードがあるが、ミュージアムに書かれていることと関連しているので、事前にちゃんと予習をしておくと吉ですぞ!

嬉々として乗り込んだジュガンティーヤだったが、遺跡としては、本当に申し訳ないんだけれども、個人的にはイマイチ。というのも、全体的な保存状態が絶望的なのだ。マルタは中世時代にイスラムVSキリストの係争地だったり、ナポレオン帝政時代に支配国が一転二転したり、世界大戦下でもヨーロッパ補給線を睨む重要拠点として激しい空襲を受けたりしていて、古代遺跡の保護なんてやってらんねー!状態だったのだと思う。。

 

イギリスの支配下に入ってから世界大戦勃発までの間は比較的穏やかな時代で、遺跡の発掘が進み、観光スポットとしても人気だったらしいのだが、その時はその時で、観光客による破壊行為(軽微なものではあるものの)が横行していたとのこと。歴史遺産に自分の名前を彫るのは本当に愚かなことなので、あの世で反省してほしい。

 

本格的な修復が始まったのは二次大戦後から。そして今に至るのだが、まあ…こうなっちゃうよね、という具合。失われた箇所はもう戻ってこないし、今できることは残っている外壁の保護と、発掘品の保護&展示くらいといったところか。なんとも寂しいものである。

とはいっても、ミュージアムが予想以上に良かった点と、ゴゾ島自体は1日で周りきれてしまう規模の島なので、マルタ観光の際は是非とも。

お次は島の中心街ビクトリアで、昼食を取る場所の目星をつけつつ観光地のチタデル(要塞地区)へ。

この中にレストラン兼タパス屋さんがあるとの触れ込みだったのだが、営業しておらず。お腹が空いたのですが…。

何もせずに引き返すのも勿体無いので、空腹に耐えながら地区の中をぐるっと回ることに。マルタストーンもだんだん目に馴染んできた感じ。良い色合いだなぁ。

見晴らしも素晴らしい。フォトショかよ…。

VSハンガリー(ブダ)

VSアイルランドアラン諸島

どこの地域も晴れると綺麗だけど、やっぱり地理(特に緯度と風の通り方)によって雰囲気が全然違うな〜と感じやす。当たり前なんだけれどもヨーロッパは広い!!!「目標はヨーロッパだ!」はやっぱ無理っすよジュ(◎)ルさん…。

 

空の青さと美しい建築物に感動するものの、外気温は30度超えの炎天下。さすがにこれ以上は危険だと判断し、早急にどこかへ避難することに。

早速、左手に良さげな店を発見!(登るときにも目をつけてたけどな!)

このブリティッシュパブは、CISK(マルタのビール)が置いていないという生粋のブリティッシュパブだったので、お店のコンセプトに従ってブリティッシュビールをいただくことに。ホブゴブリンのドラフトは初めて飲むぞ!そして美味い。そして安い(€4.5)。後半戦のイングランド旅も楽しみメェねえ〜。

 

最近は節制のために地獄の自炊暮らしで、毎食が涙のマッシュルームパスタ。今日はパーっとお金を使って豪華なものを食べるぞ!と意気込んでいたので、イカしたレストランで昼食をとりたかったのだが、この炎天下の中歩き回るのも多少しんどくなってきてしまった。

 

帰れないと一大事なので、方針を変えて、家の近くまで帰宅してから繁華街で夜ご飯を豪華にするのはどうじゃ!?と思い立ち、ゴゾ巡りはこの辺りで終了することに。(とにかくバスが使いにくすぎるってのもあるが)

復路はチケットセンターで€5ほどを支払って乗船。船はやっぱりテンションが上がるぜ!

マルタは海のアクティビティが豊富なので、次に来るときは大金を握りしめて上陸したいところ。見てるのも楽しいけど、羨ましさが勝つぞ!!伊豆でいいじゃん、は禁句。

 

往きと同じ船着場に到着し、同じバスを使ってまずは家に帰るぞ〜と考えていたところ、バスが40分遅延。バス乗り場は屋外冷房なし。さすがにクラクラしてきて、帰りのバスの揺れも相まってたちまちグロッキーに。フラッフラの状態で帰宅し、寒気と頭痛と吐き気に悩まされる。水分をとってからベッドで横になってみたものの、結局夜まで回復せず、豪華なディナー(キラキラ)はおあずけに。羊の地中海ワイン大作戦が…。

 

日本もこれから夏本番!みなさん、熱中症にはマジで気をつけてください!!!