アイルランドワーホリ日記(2022~2023) ~ニート羊は英語で話す夢を見るか?~

我、古今東西の酒を愛する日本羊なり!ワーホリにかこつけてアイルランドでビール三昧。語学学習...?知らない言葉メェねえ。

海の見える街(海辺の散策&大聖堂&ガーデン)

 ゴールウェイは沿岸部に発達した都市だ。街の中心街からおよそ5分程歩けばすぐに海を臨むことができる。語学学校の授業で、ニューヨークからゴールウェイまでオールを漕いでやってきた変態の記事を読んでいたら海に行きたくなったのか、友達に連れられて散策に出掛けてきた。

 今週はずっと雨予報だったのだが、アイルランドの天気予報は全く参考にならず、授業終わりには青空が広がっていた。写真の中程にある赤い家はゴールウェイ名物の建物とのこと。

 

 海岸の砂浜までやってくると、空が途方もなく広く見えた。大西洋を真っ直ぐ行けばアメリカだ。日本の世界地図では、日本(太平洋)が中心に置かれているため、大西洋を隔てて欧米が比較的近く結ばれていることは事実なのだが日本羊はピンとこない。日本からカナダに行くよりフランスからカナダに行く方が近いというから驚きだ。(カナダ狂いのフレンチクラスメート談)

 うみねこの集団が羽を休めている様子。白い斑点は全て鳥と思っていただいて差し支えない。うみねこはこの街のシンボルだ。

あーちょっと通りますね

 おびただしい量だし、こいつら意外とでかい。東京の鴉より一回り大きいか?というくらいのサイズ。稀に怖い。食べ物を持っていると寄ってくることがあるので、海辺の散歩の前に食べ歩きは済ませておこう。

 

 せっかく海近くのエリアまで来たので、そのままの足で大聖堂に向かうことに。友人のガイドを受けながら徒歩で移動した。

 大聖堂は一般人(異教徒含む)も自由に立ち入り可能。08:30〜18:30まで解放されている。入場は無料だが、気に入った人は入口で€2のドネーションをすると教会側も喜ぶだろう。中にはお土産ショップもあるので、そちらでお金を落としても良い。

 美しい壁画とステンドグラスを、静かな空間の中で心ゆくまで堪能できる。天井が高く音が響きやすいため日本でいう鍾乳洞のような洞窟の中にいるような心地だ。友人曰く、考え事をしたい時にぴったりの場所とのこと。(ほのかに暖かいし)

 

 大聖堂で心を整えて、次は友人おすすめの大学のガーデンまで足を伸ばしてみた。

 左右シンメトリーのシンプルなガーデンだった。校舎に這う蔦の色は季節によって色を変えるそうだ。この日は天気が悪化してあまり長居できなかったが、晴れた時はとても気持ちのいいリフレッシュスポットになるらしい。

 

 中心街に戻って、遅めの昼食を取ることに。

 初めてイタリアン料理の店に入ったのだが、ここのピザが劇ウマであった。トマトソースからちゃんと味がする…!こちらに来てから初めてナスを食べた!無心で食らいついたため写真を当たり前のように撮り忘れた!やはりイタリアンは素晴らしい。

 モレッティの生も素晴らしい。瓶も同じように人気だそうで、生にするか瓶にするかは選択可能。友人はモヒートを注文していたが(ここのモヒートが一番とのこと)、途中でビールが羨ましくなったのか、2杯目はモレッティに移行していた。

 

 あまり気にしないようにしていたが…やはりアイルランド料理は…。いやいや、何でもありませんよ。

 

 今晩は夜から教会のミサに潜入する予定だ。みなさんも素敵な土曜日を思いっきり楽しんでくだせえ!

会社員を辞めてワーホリに行く人が渡航前に役所でやること ①住民税

 学校のドリンカブルな水で腹を壊しつつあるため、今日は休憩を兼ねて、日本での手続きについて話をしようと思う。

謎の変態ギタリストと共にお聴きください

 いい歳して会社を辞め、不意にワーホリに行こうと考える社会人には、「役所での諸手続き」という、「ワーキングホリデー」というキラキラワードとはまるで対照的な現実の壁が立ちはだかる。羊は都内の某区に一人で住んでいたのだが、他の皆さんの参考になれば幸いである。

 

[前提条件]

・今まで会社員(従業員の立場)をしていて、会社を辞める人

・6ヶ月〜12ヶ月程度の渡航予定がある人

・退職から1〜2ヶ月程度で渡航する人

 

 この条件から外れると、失業保険やらハローワークやらが絡んでくる上に羊は今回それらは経験していないので、多少狭くなってしまうが上記の条件に当てはまる、もしくは、近い人向けの記事であることをご了承願いたい。ま、不明点は辞める前に会社の総務に聞くのが一番メェね。

 

<役所でやること>

①住民税の納付

②海外転出届(任意 *やった)

③厚生年金から国民年金への切り替え

国民健康保険への加入(任意 *やってない)

 

<税務署でやること>

⑤準確定申告 or 代理人の選定

 

<郵便局でやること>

⑥転送届

 

 早速、細かく解説していこう。

(…と思ったが、意外と長くなりそうなので、細切れにして合間合間に連載する形式にすることとする。今回は住民税編!)

 

①住民税の納付

 退職時期にもよるが、びっくりするほどお金取られるので、何事にも動じない心が大事。

 

 手順はとっても簡単で、退職後に身分を証明できるものを持って役所の税務課に行くだけ。受付の番号札を取って、名前が呼ばれたら窓口へ行き身分を伝え、「会社を辞めたんで残りの住民税を納付したいです」という呪文を囁くと、即座に退職月後の納付書を全てゲットすることができる。(枚数や金額は時期と所得によって異なる。それぞれの納付書に対して支払いが必要なので注意。)

 その場で払うか、後から払うかを聞かれるが、これは好きな方を選択して良い。ちなみに、クレジットカードは(羊がいた区は)選択できず、「ペイ用のアプリをインストールした後に、アプリ上からクレジットカードの手続きをお願いします」という説明を受ける。キャッシュなら今この窓口で受け取り可能…って、こんな大金持ってるわけないでしょう。ということで、羊は後からアプリ上で手続きすることにした。アプリの案内用紙をもらってこの場はターンエンド。

 

 これにはバグ技が存在していて「最終月の給与(※手取り)で残りの住民税が精算できる場合」は、会社が残りの住民税を最終月給与から天引きしてくれるシステムがある。1〜5月期に退職する予定の羊たちは総務に処理可能か聞いてみよう。6月〜9月は多分無理だぞ⭐︎でもとりあえずは聞いてみよう&むしろ総務から事前説明があるはず。

 

 で、肝心のアプリだが、納付書のバーコードをスマホのカメラでスキャンして情報を読み取り、その後の電子決済につながるという、想像していたより今風なもの。もちろんクレジット決済も可能だ。早速(他の手続きの待ち時間を使って)バーコードをスキャンしようとするが…。

 

 ぜんっぜん読み取らねえ!!!!!!!

 

 こちとらiph○ne13だぜ?解像度の高いスマホ筆頭だぜ???角度を変えたり被写体との距離を変えたり場所を変えたり、と試行錯誤したのだが、結局エラーが出まくるだけで読み取りはできず、泣く泣く諦めることに。ちなみにアプリは即消した。

 

 とは言っても額が額なので、原ナマはちょっと…と思い次はネットバンキングからの振込を試してみることに。三菱U○Jのペイジー連動を使って振込を試みた。

 

 メガバンク…!お前もか…!

 

 この時は、「取引番号が存在しません」と言ったような旨のエラーが出た。「読み取れません」と比べたら一歩前進か。この後、近くのATMに行ってみて、手動の振込みも試みたがそれも同じ理由でNG。ちなみにこれらは長〜〜〜〜〜〜い取引番号の入力を要求されるため、かなり神経がすり減る作業であることを予め伝えておく。

 これはあくまで羊の想像だが、おそらく納付書の発行とオンライン決済の紐付けにいくばくかのラグがあり、オンライン用の決済情報がまだ発行されていない、というような状態ではないかと予想した。真相はわからんが、どうか皆うろたえないでほしい。役所の電子処理能力に期待してはいけない。

 

 このまま憂を残して異国へ飛ぶわけにもいかないので、そのままATMで納付額を引き出して、納付書を持ってコンビニへ。レジのお兄さんにピッピッピッと3枚連続スキャンしてもらったところ、ふざけるんじゃないよ普通に払えるじゃないかこのやろう、となりながらも無事お会計へ。コンビニの公共料金系の決済にはカードが使用できないことを事前に知っていたため、先ほど降ろした現金を使用すると大金に驚くお兄さん。ドキドキさせてすまんな。流石に住民税納付は詐欺じゃないから安心したまへ。

 

 時間に余裕のある人は、数日待ってアプリを再トライしても良いと思う。が、何回やってもバーコードが読み取れないとイライラするし(モバイ○レジさん改善お願いします。)、手打ちが無駄になった時もイライラするし、まあ平日ニートになった身なら現金が一番確実で手っ取り早いな、と悟った羊である。

 

 住民税の額はなかなかショッキングだが、来年度分については、来年の1月1日に日本に住民票がなければ免除されるため、羊が今年の1〜9月まで会社で働いていた分は来年は課税対象外になる予定だ。※※要:海外転出届②※※

 この仕組みについては次回の記事にて解説しようと思う。

 

 真面目な記事を書いて疲れたので、茶でも飲みながらゆっくりしようと思います。みなさん水曜日もご安全に!

年齢確認

 それは、全世界の低身長民を苦しめる悪魔の四文字熟語…。

チキンクリスプが美味しかったバー

 個人的な体感だが、アイリッシュは年齢確認が好きだ。多くのパブでは入口にスキンヘッドのコワモテなおっちゃんお兄さんが仁王立ちで立っていて、彼らはかなりの確率でスキンヘッド・半袖Tシャツ・刺青を装備している。そして、か弱い子羊がなるべく目を合わさないようにコソコソと店に入ろうとするタイミングを狙ってこう言い放つ。

 

Do you have a ID card?(たまに頭にAre you teenager?が付く)

 

 一番初めに年齢確認を受けたときは少し笑ってしまい、ノーノーアイムサーティーワン!と伝えてみたが、そのような誤魔化し(事実だが)は彼らには全く通じず、店の規則だから見せろ、と畳み掛けてくる。いや、羊の前に入ったおっちゃんは年齢確認されてませんでしたけど!?と反論してしまいそうになった口をつぐんで渋々とカードを探す。

 

 問題は、どのカードを提示するかだ。羊が携帯している身分を証明できそうなカード類は、学校の学生証(生年月日あり)、スチューデントリープカード(写真付き、24歳以上用)、日本の免許証(写真付き、生年月日あり*ただし和号)だ。本来はパスポートが最強なのだろうが、毎日持ち歩くのは怖すぎるので無携帯。クレカ類は年齢を証明できる要素がないため戦力外通告

 

 通っている学校自体が規模が大きく有名なので、先ず学生証から始めよ、ということで学校の学生証を出すことにしている。すると、どこに年齢が書いてあるんだ!と謎に詰められる。ここ!ここにBirthday書いてあるでしょ!1990だぜ!ベルリンの壁が崩壊した頃だぞなめんなよ!!と必死に指で提示する。は?1990?嘘だろ?大体とても怪訝そうな顔をされる。この時英語があまり得意でない感を出すとより効果的だ。あ、コイツには何言ってもダメだわという諦めが生じるらしく、20%くらいの確率で、よくわからんがもういいよ、と通してくれるナイスガイが存在した。友人と行っている場合は自分の番を最後にしてもらって、先に通った友達にまだ?みたいな雰囲気を出してもらうと成功率が上がる。(なぜかヨーロピアンやブラジリアンたちはあまり年齢確認されない。)

 

 この時点で通過できないと、次は顔写真の貼ってあるものを出せ!と要求される。どうやら学生証の信頼性は著しく低いらしい。免許証の方が情報がいっぱいあるしな、と思い追加で免許証を差し出すと、日本のものだから信頼してくれているのか、もう読むのも面倒なのか、通ってヨシ!と許可を得ることができる。日本だったら、署っ引かれるのはお兄さんの方だと思うと解せないメェねぇ。

 

 なら、初めから年齢証明もできて顔写真もあるリープカードを出せばいいじゃない!と思いつき、次の店ではカード一枚戦法を取ってみるものの、IDカードだせって言ってんだろゴルァ!と軽く嗜められ、碧い羊は震えながら学生証と免許証を差し出した。通ってヨシ!

勝利の美酒

 日本にいた頃は、(地域柄かもしれないが)年齢確認を受けたことはあまりなく、特に飲み屋に一人で入る時点で、さては未成年じゃねーなテメー感が出ているので、IDカードを出せと迫られたことは大人数で飲み会をする時くらいだったように思う。そういった意味ではアイルランドはパブが開放的な分、年齢にとても厳しいように感じる。スーパーでブッシュミルズを買った時は玄人感が出ていたのか年齢確認はされなかったが…。

 

 ここまで執拗に年齢確認をされると、日本で解せなかった年齢確認にまつわる出来事を思い出す。というか掘り起こされるという方が近いか…。

 

 大学生の頃、池袋のロックアップ(閉店してしまったメェね…)に行きたい!とサークルの先輩が言い出して18時に駅集合、1830から予約が取ってある、という状況になったことがある。駅から会場までは徒歩5分程度なので、店に入る前に中途半端な時間ができてしまって、同じビルにあるゲームセンターで適当に時間を潰そうという流れになった。

 

 確かその時は大学生5人くらいのメンツで、一番年長の先輩(低身長童顔)、羊(低身長)、言い出しっぺの先輩、羊の同期、先輩という順番でゲーセンの入り口に当たるエスカレータに乗ろうとしたところ、エスカレーター下にいたお姉さんに静止された。

 

「16歳未満の方は18時以降入店禁止なので…年齢確認お願いできますか?」

 

 もちろん一同爆笑である。最年長の先輩が大学の学生証を差し出したところお姉さんも苦笑い。どうぞどうぞとなって事態は収まるかと思いきや…

 

「すみません、念のためみなさんいいですか?」

 

 絶句する羊。渋々学生証を差し出した。いまだにアレは先輩のせいだと思っているのだが、羊のせいもあったっしょwwwwwと先輩に反論されるが、羊は先輩のせいだと思っている。

 

 というわけで、みなさん日本のゲーセンとアイルランドのパブに入る時は年齢確認のできるIDカードを忘れずに!月曜日もご安全に!

カラオケナイト

 水曜日夜は、近くのパブがカラオケナイトになる、とのことで、怖いもの見たさに早速潜入してみることに。

 FROM 8PMとなっているが8時過ぎ現在、まだフロアは開放されていないらしい。この辺りは何ともアイルランドクオリティという感じ。

 やることもないので、2階のバーカウンターで飲みながら暇を潰す。カラオケフロアは3階だそう。店内のモニタやスクリーンではダーツの世界大会の様子が中継されており、瞬きする余裕もないほどの熱い接戦が繰り広げられていたため、思いの外時間はすぐに経過してしまった。ダーツ面白い。

 

 そして時刻はすでに21:30を回ろうとしている頃、ようやくカラオケフロアの封印が解き放たれた。我々以外にも他のグループのメンバーも続々と3階へ上がっていく。

 

 デデン!!!

 お…おお…(^ω^;)

 

 テーブルの雰囲気は、日本のスナックに近い。4〜5人程度で使えるテーブルにふかふかの椅子。目の前にはモニタ。画面にはyou○ube。画面に向かって左側にPA卓と進行役のお姉さん。DAMにしますかJOYにしますかという次元ではない。これはyo○tube鑑賞会だ!

 

 イベントの流れは以下である。

1. 各々、テーブルの上の紙に歌いたい曲と自分の名前を書く。

2. 紙を書いたらお姉さんのもとに持っていく。

3. お姉さんが紙を受け取った順に「曲名+karaoke」でyoutu○e検索する。

4. それっぽいインスト音源がヒットすれば歌える。

 歌詞の表示方法も動画によって様々で面白い。法的にどうなのか?という疑問は多少あるものの、カラオケ音源もある程度企業側で作っていそうなクオリティのものも多く、再生数が伸びれば投稿もとに利益がある、もしくは、アーティスト側でyoutube上の権利を管理しているのならば(コマーシャルも入ってるし)お互いWinWinではあるのだろうが…。何ともアナログな手法に度肝を抜かれてしまった。ちなみに日本の曲でも、なんちゃってインスト音源があれば歌えるため、友人が(おそらくその場で誰も知らないであろう)ボーカロイド曲を入れてみたところ、知らなくても知らないなりに盛り上げてくれる、とても暖かいオーディエンスたちだった。

 日本でも有名なヤングマン。振り付けは全世界共通だった。

 

 カラオケ文化は海外でも人気らしく、続々と周りの人々が曲を入れていく。本日の最高潮はおそらく、フレンチ系カナディアンたちが国家斉唱したところあたりだろう。サウス○ーク好きの羊は例の歌を思い出しながら楽しませてもらった。

O CANADA〜〜〜

 聴き専で楽しんでいたところ、全く知らない(多分カナディアン)人から声をかけられた。

 

カナディアン:Are you Japanese? Or Chinese?

羊:I'm Japanese. What's up?

カナディアン:グゥレイトゥ! Do you know "SASAGEYO-----!"

羊:…?(怪訝そうな顔)

カナディアン:(わくわく)

羊:…Attack ○f Titan…?

カナディアン:OH!SHINGEKIN○ KYOJINー!

 

 捧げよ!で当てた自分すげえなと思いつつ、邦題知ってるコイツも相当やべえなと感嘆しつつ、彼の話を聞いてみると「俺たち進撃の巨人がめっちゃ好きなんだけど主題歌が歌えないから代わりに歌ってくれ!」とのこと。だが時はすでに23:30...。進行役のお姉さんの手元にはおそらく20枚はあるであろうオーダーシート。

 

 罪悪感を抱えつつ「…すまねえが今日はもうすぐ帰るメェねぇ…。」とお断りした。アニメ文化の需要はやっぱりすごいな!今度はもう少し早い時間に頼んでクレヨン!ちなみにポ○モン曲に定評がある羊だぞ!

 

 結局2時間程度お邪魔したわけだが、気になるハコのお値段は…

 

 €0

 

 です!!!

 

 というのも、チャージは全くなしで、フロアの奥にあるバーカウンターで飲み物を飲んだ分がコストになるという仕組み。羊は下のフロアで飲んでいた飲み物を持って行き、フロアに入ってからは追加オーダーしていなかったため、実質的に費用は0となった。気づいたときにはすでに遅し…次はしっかり飲もうと思う。というかPAお姉さんの仕事が楽しそうなので出来れば働きたいくらいである。

 

 みなさんもゴールウェイに来た際はカラオケバーに立ち寄ってみてはいかがだろうか?ちなみに水曜限定イベントのためタイミングには気を付けて!

 

 本日(土)は夕方からジャスコンサートに行ってきます!みなさん、土曜日もご安全に!

目標はヨーロッパだ!

 今日はある通貨の話をしたい。そう、彼の名はユーロ(某カードゲームの主人公にいそう)。主にEU圏内で広く使われている、全世界的にもとても有名な通貨だ。

(5セントを切らしていた)

 

 この有様を見れば言うまでもなく…ユーロ硬貨はは非常に使いにくい。特に10セントから50セントまでの3枚と、1ユーロ2ユーロ硬貨の2枚は、財布に入れると全く見分けがつかない。しかも、1セントと2セント硬貨はアイルランドではほぼ廃止されており、適当に買い物をすると1〜4セント分のお釣りが帰ってこないケースもある。

 

 さらに札はくしゃくしゃのふにゃふにゃだ。折れたり破れたりしていても問題なく使えるが…。日本で売っている人生ゲーム用の偽札のほうが上質な紙で作られている可能性すらある。

 

 そして、数十各国が加盟する世界的な連合であるがゆえに、硬貨にもそれなりの配慮が求められているようだ。

 全て同じ2ユーロ硬貨だが、なんと背面(どちらが表か知らんが)の絵柄が各国のモチーフになっているではないか。え、これそれぞれの国の数だけあるの?製造の効率がすこぶる悪そうだ。ちなみにアイルランド産はアイリッシュハープが描かれている右上のものである。

 

(5円も切らしていた)

 

 日本の硬貨と比べると無能さ見分けのつきづらさが一層目立つ気がする。製造コストや、各国への配慮を考えるとこうするしかなかったのかもしれないが、できれば改良を求めたい。小さな島国のアイルランドだけでなく、ヨーロッパのほぼ全体がこの硬貨を日常的に使っているというから驚きだ。

 

 アイルランドではクレジットカードやデビットカードによる電子決済が広く普及しているため、実際の通貨を使う人と、電子決済を利用する人が大体半々くらいの割合に思える。が、日本のクレジットカード決済を使用すると多少なりとも為替の手数料が乗ってしまうので、ちょっとした買い物やパブで一杯引っ掛ける程度なら、あらかじめキャッシングしておいた通貨を使って払ったほうがお得になりそうな場面も多い。…と思って大きな買い物以外は極力通貨を使おうと努力しているのだが、2ユーロ硬貨が財布に6枚も入っている時点でお察しである。パブで5.75ユーロを請求されると正直キレそうになる。

 

 通貨の説明はこの辺りにしておいて…、本日は、日本人の学校スタッフの方に教えてもらったアジアンマーケットを訪ねてみた。中国のものが中心だが、3割程度は韓国のものがあり、日本のものは全体の3%くらいだろうか。

 羊を最初に出迎えてくれたのは調味料コーナーだ。お好み焼きやたこ焼きのもとになる素材は売っていないが、ソースは売っている。うなぎの蒲焼きのタレはぜひ白米と一緒に食したい。

 

 日本といえばやっぱり出汁。近々お世話になることと思う。

 

 粉わさび。粉…?SBフーズだから味は確かなんだろうけど…。

 

 ゆずぽんではなくレモンポンなのが絶妙に不安なソースコーナー。

 

 心揺さぶられたのは、日清のインスタント麺コーナー。中国向けの製品らしく、製造工場が台湾にあることをプッシュしていた。醤油豚骨味が美味しそう。お湯さえ入れれば作れるので、一つ買って帰ろうと思ったが…

0.8ユーロ

 …あ、やっぱいいです。

 

 ユーロとの戦いはまだまだ続きそうだ。みなさん、水曜日もご安全に。

休日の街探索(本屋&サンデーマーケット編)

 酒屋に行ってばかりなので、たまには普通の?日中の?生活圏内にあるショップも取り上げてみようと思う。というわけで、先週日曜日に手近な本屋を突撃してみた。

 

 本屋とは名ばかりで、実際は本屋30%+おもちゃ屋30%+文房具屋20%+お土産屋15%+コーラ5%で構成されている。おもちゃ屋ではハリー○ッターが大人気で、日本で言うところの鬼滅○刃をハ○ーポッターに置き換えるとちょうどそれっぽくなるだろう。写真はジグソーパズルの背表紙であるが、なぜこの背表紙にしたのか担当者に問い詰めたい。(実際のパズル絵にはちゃんとハリーがいるよ⭐︎)

 

 ホグワーツ入学セットのような、筆箱、下敷き、ノート、線引き…などが全部それっぽくデザインされたおしゃれなセット商品もあり、日本のU○Jで買えそうな制服のローブやマフラーもあり、もちろん文庫本も全てあり、キッズの心を十分に掴んでくれそうなのだが、たまに企画者の意図が読めない商品が存在する点が大変興味深い。

 きっと、商品企画者も仕入れ担当者も不眠不休の連勤続きだったに違いない。フィギュアもさることながら、台紙のデザインもなかなかに謎である。クリスマス商戦に向けてドビーもアップを始めているようだ。(靴下だけにな!)

 

 そう、そして世界に代表されるおもちゃといえばコレだ。

 ピカ○ュウ先生、出張お疲れ様です!!日本人として鼻が高い限り。ただ、日本のマスコットキャラクターは全てポケモンにされてしまうため、日本人は広い心を持って受け入れよう。私メェはGIFアニメーターのからめる氏が好きなのだが、そのキャラクターたちも全てポ○モン扱いされてしまうほど事態は深刻だ。

参考動画:急に全てが嫌になったウーパールーパー15

 

 アイルランド渡航してすぐの頃は「ポケ○ンじゃないよ!これはね…」と逐一丁寧に説明していたのだが、最近はもう面倒になり「うん、ポケモンだよ⭐︎」と開き直って、その場をやり過ごしてしまう羊がいる。某体操のお兄さんが頻繁に用いそうな手口である。大人になるって悲しいね。

 

 おもちゃ屋はこの程度にして、次は文具コーナーを見てみよう。

 アイルランド人はカードを送り合う文化があるのか、アニバーサリー用のカードが異常なほど展開していた。その中で面白かったのが、上記のような実際の年齢に合わせたバースデーカードである。20歳以下は1歳刻みになっているので、一年があっという間に過ぎてしまう赤ちゃんから、永遠の17歳のお姉さん方まで安心して送ることができる。裏側には男性向けと女性向けなどといったカテゴリーもあり、ジェンダーレス活動家たちがこの文化をどのように打倒していくのか非常に気になるところである。

 

 そこまで大きな店舗ではないのだが、画材道具も一通り揃っていた。メインストリートでは絵を売っているアーティストもいるので、この辺りは地域柄といったところだろうか。

 

 最後に本屋の旅行ガイドコーナーでどんな旅行先が人気なのかをリサーチしてみた。

 キューバのガイド多ない??????え、アイリッシュって隠れコミュストなの??????(俺はどっちでもいいけど?)と思い、キューバ好きのヤバい友達にこのことを即報告した。すると「ヨーロッパの人には人気の南の島だよ💓」(原文ママ)との返信が帰ってきた。マジかよ、ヨーロピアン懐広いな。こういった経験をすると、日本の思想(一般的な日本人の考える欧米社会)はアメリカナイズされていることが自分を通じてよく理解できる。世界は広いメェねぇ。

 

 帰りは教会前のサンデーマーケットを簡単に散策。さまざまな露店が出ていて、決して規模は大きくないのだが十二分に楽しめた。

 友人が手巻き寿司の販売をしているとのことで、昼はそこで調達することに。

 外国人向けなので、日本人からするとまあまあな邪道な具のラインアップだが、醤油はキッコーマンだし、サービスで付いてくるお手製のガリが予想以上に美味しく、日本の味にどっぷり浸ることができた。寿司屋台はツアーの外国人たちに大ウケで、友人の顔には死相が浮かんでいた。まさか給料はきゅうり一本ではあるまいな…?

 

 小さな規模の街なのだが、想像以上にいろいろなものが詰め込まれていて、全貌を暴くにはまだしばらく時間がかかりそうだ。急ぐ旅でもないので、毎日少しずつ楽しめたらと思う。

 

 まだまだ平日は続きますが、みなさん火曜日もご安全に!

眠らない都市アイルランド(パブ紹介Vol.01)

 アイルランドの夜は長い。というのも、中心街にはそんな要る??というほどのさまざまなパブがあるからだ。というわけで、本日は羊が今までにお邪魔した、ゴールウェイ(日本でいう大阪ポジ)のパブについて紹介しようと思う。

 

①The Dail Bar

The Dail Bar

 ミドルストリートの一番奥にあるパブ。テーブル数が多く、フードの種類も豊富なため、昼〜夕方は家族連れや老夫婦などにも人気。外には喫煙可能の立ち飲み席が4〜5テーブルほど。一人飲みのできるカウンターもあり、とオールラウンドなパブだ。

 フードに力が入っていて、上記は本日の魚料理。€15ほど。一人では食べきれないほどの量なので、フードを楽しみたいのであれば、3〜4人くらいで行くのが良いだろう。フードの注文はカウンター外のホールスタッフにオーダーする決まりらしい。ドリンクはカウンター内のスタッフでも受け付けてくれる。テーブルやカウンターで飲む場合はまとめてテーブル会計。外に持っていく場合はキャッシュオン。

 この日はダブリンから仕事で来ていたおじさんが話しかけてくれ、拙い英語だったが会話と食事を楽しんだ。

→The Dail Barの公式サイトはこちら

 

②The Quays Bar and Restaurant

 その名の通り、キーストリートの中程にあるパブ。マリア様のような謎少女の像が目印だ。外席もそれなりにスペースがあるのだが、店内も想像以上に広く、入口近くのカウンターエリア、ステージ前のテーブルエリア、ステージ右に少し奥まったテーブルエリア、ステージ左に半個室のテーブルエリア、と何人で行っても問題なく飲める広さになっている。

 PA卓やミニアンプ付きのステージがあり、毎晩何かしらのライブが楽しめる。私メェお邪魔したときは上記の通り、ギター、フィドルウッドベースといった羊好みの編成だった。アイリッシュだったりそうじゃない国のフォークソングをメインに演奏していて、観客も酒を飲んだり踊ったりと各々の過ごし方で演奏を楽しんでいた。この日は食事は取らなかったが、ギネスとスミズィック(発音がむずい)の値段はパイント€5.75。多少割高だが質の高い演奏を楽しめるオマケがつくと思えば十分アリである。

→The Quays Bar and Restaurantの公式サイトはこちら

 

③Thirteen On The Green

Thirteen On The Green

 エアスクエアの一角にあるアクセスの良いパブ。カウンターとカウンター前のテーブル席と、カウンター奥に大人数でも入れるテーブル席のエリアがある。ここの強みは何と言ってもビールが安いこと。ギネスは何と€5で楽しめる。その他、食事メニューも充実しているが、①のDail  Barと同じくサイズが大きい点には注意したい。ちなみにこの店で初めて年確を受けた。31歳と伝えたが信じてもらえず語学学校の学生証に救われた。

 ここでは毎週月曜日と火曜日に、一般席でアイリッシュトラッド(伝統音楽)のセッションがおこなわれている。もちろんチャージは無し。私メェのように聞き入っている客もいれば、バックミュージックにして談笑している客もいるので、ライブ形式のパブより気軽に音楽を楽しめるだろう。(セッションはアンプを通さないため音がそんなに大きくない。)夜が更けていくにつれて若者の団体は去り、代わりに地元の老夫婦らしき人たちが増えて雰囲気が落ち着いてくるのも印象的だった。

Thirteen On The GreenのFacebookはこちら

 

④The Kings Head

The Kings Head

 おそらくゴールウェイで一番有名であろう老舗のパブ。飲み専門のバーエリアと、食事も楽しめるレストランエリアに分かれている点が特徴だ。店内は洞窟のような作りになっていてまるで盗賊のアジトのよう。上の写真は二階席のもの。土曜の夜にお邪魔したのだがどこも超満員で、店の複雑な作りも相まって空きテーブルを探すのも一苦労だ。

 一階のステージ前はダンスフロアになっており、主に若者たちが夜通し踊り狂っている。曲目も洋楽のスタンダードナンバーが中心で、皆のボルテージも最高潮といったところだろうか。賑やかな場所が好きな方におすすめしたい。(陰キャ羊は完全に置いてかれていた)

The Kings Headの公式サイトはこちら

 

 というわけで、今回は今までお邪魔したパブをご紹介させていただいた。これらはメインストリートに近い目立つパブなので、今後は路地裏にひっそり佇む大人なパブやバーも見つけていきたい所存である。今気になっているのはココ。

 チーズとワインとか、美味しくないわけないよね!一階がチーズ屋さん。二階がそのチーズ屋さんが経営しているワインバーとのことだ。

 

 ゴールウェイの夜は今日も更けていく…。先週飲みまくりで勉学が疎かになっているので、今週は休肝しつつ大人しくしていようと思います。みなさん、火曜日もご安全に!