アイルランドワーホリ日記(2022~2023) ~ニート羊は英語で話す夢を見るか?~

我、古今東西の酒を愛する日本羊なり!ワーホリにかこつけてアイルランドでビール三昧。語学学習...?知らない言葉メェねえ。

俺はビールのほうが好きなんですけどね…

 いろんな土壌と環境で、あなたたちだけの飲み水が培われているんでしょう?

 水筒を購入した。アイルランドには、東京であれば50m歩いただけで1つは経っているであろう自動販売機というものが全くない。飲み物はお店に入って買う必要があるし、日本に比べて少し割高だ。これに対して、私メェの通っている語学学校では水が無料で飲める。休憩エリアに行くと、簡易的なキッチンに水道、電子レンジ、冷蔵庫などが並んでいて、水道にはデカデカと"DRINKABLE"(飲めるよ)というポップが貼ってある。そう、水筒に学校の飲める水を入れてしまえば毎日の飲料代はなんとタダ!という算段だ。朝は家でお茶を入れて、なくなったら学校の水道で補充、素晴らしい計画だ。が、朝入れたお茶は(予想はしていたのだが)ほとんどリュックに吸われてしまうこととなった。お前の蓋は何のためについているのだ、と水筒にこんこんと問いただしたい。

 

 気を取り直してDRINKABLEな水道水を入手しに休憩エリアに向かおうとすると、日本人の友達が不穏な一言を言い放った。

 

 「その水、マズイよ。」

 

 私メェは子供の時に住んでいたマンションのカルキ臭い水を思い浮かべた。当時はマンションの水がとても飲めたものじゃなかったので、よく父親とスーパーにDRINKABLEな天然水をもらいに行っていたっけ…。(当時、ある特定のボトルを購入すれば、対象スーパーにて飲料水をボトルに注げる無料サービスがあった。)カルキ臭さは好きではないが、まあ消毒されている証でもあるし、若干耐性もあるから我慢できる。DRINKABLEというくらいだから、なんだかんだ言っても飲めるレベルだろう。他の生徒たちも飲んでるんだし。と、問題の水道水を水筒に流し込んで、一口飲んでみる。

 

 うわぁ、不思議!土の味がする〜〜〜♪

 

 日本では、「この水飲めます」と言われたら、富士山麓の天然水のようなおいしい水を想像するだろう。「ちょっとアレだけどまあ飲める」と言われれば、プールのようなカルキ臭い水を想像するだろう。アイルランドのDRINKABLEは、日本でいうところの「いやぁ、飲めなくはないけど、やめておいたほうがいいよ多分」という味である。なんで土の味がするんだ…。私メェはあくまで羊であって鯉ではないのだが…。

 あまりの衝撃に、「泥水の味がする。」と超ドストレートに感想を述べてみたところ、友人は大爆笑で、その後も思い出し笑いを何度かしていた。笑い疲れた後に出てきた友人のアドバイスは、「お茶を少し残しておいて、水で薄める感じにしておくと緩和されるよ。」とのことだった。そりゃみんなビール飲むわ。そりゃみんなコーラ飲むわ。ちなみに、ホームステイ先の水は、「おいしいというほどではないが普通に飲める水」である(ちゃんと日本人基準で)。

 

 土壌や環境によって感じ方はそれぞれだが、アイルランドのDRINKABLEは信用しない方がいい。また今日も賢くなってしまった。

 

 話は変わるが、日本で会社員をしていた頃、お昼によくお世話になっていたとりそば屋さんがあって、永遠の別れというわけではないが、しばらくお店にも行けなくなってしまうので、今まで贔屓にしてもらっていた(常連になるとフルーツのサービスがある)お礼を込めて手紙と簡単な贈り物を手渡してきた。もしスタッフさんたちがSNSをやっていればと思い、羊のtwitterアカウントを手紙に書いておいたのだが、なんと今日、お店からの依頼を受け、代理の方からtwitter経由でお店からのメッセージが届いた。日本のものをあまり思い出さないようにしていたけれど(特に食は。辛くなるから。)、メッセージを読んだらとりそばの味が口の中にフワーーと広がって、出汁文化の尊さがふつふつと蘇ってきて辛い(直球)。先生…羊は…おいしい水と出汁を使った料理が食べたいです…!

 

 明日の夜は友人がショー(寸劇?)のバックで簡易オケをやるらしく、やっとそれっぽいお酒の写真をこのブログに大量投下できそうな予感がしている。さすが華金ですなあ!飲食の寂しさは酒で誤魔化そう!華金もみなさんご安全に&お楽しみに!