アイルランドワーホリ日記(2022~2023) ~ニート羊は英語で話す夢を見るか?~

我、古今東西の酒を愛する日本羊なり!ワーホリにかこつけてアイルランドでビール三昧。語学学習...?知らない言葉メェねえ。

ゴールウェイフードツアーに参加してみた!〜食べ歩きで巡る海辺の街歩き〜

本日は快晴…ではなかったが、ゴールウェイでの生活も残すところあと1週間。

ということで、街の数少ないアクティビティの一つである、Galway Food Tourに参加してきた。今回はその体験のレポをしていこうと思う。みんな羊についてこい!!

Galway Food Tourとは

ゴールウェイフードツアーとは、街歩きをしながら、ガイドさんがおすすめしてくれるレストランやカフェで食べ歩きをするという企画。2〜3時間ほどで小腹を満たすDaytimeコースや、美味しいディナーをがっつりいただくEveningコースなど、それぞれのスケジュールや好みによってツアーの種類を選べる点が魅力的。

各種ツアー(公式サイトより抜粋)

galwayfoodtours.com

街歩き&歴史ガイド&フード付きということで、参加者はすべからく大満足間違いなし!資金に余裕があれば、旅行できた人はもちろん、学生やワーホリ民にもおすすめしたいアクティビティだ。羊は今回、Daytimeツアーの15:30の回に参戦してきたぞ!

Mc Cambridgesに全☆員☆修☆造!

集合場所は、ショッピングストリートのほぼ中腹にあるMcCambridges。おしゃれな食材店兼カフェ兼レストランになっていて、天気の良い日にはテラス席でホットチョコレートなどを嗜むマダムたちの優雅な姿を見ることができる素敵スポット。

縁がなさすぎて、名前を聞いてもどの店なのかわからなかったのは秘密。

 

集合場所には特にツアーの目印があるわけではないので「コイツら怪しげだな」と思った談笑中の4人組に話しかけたところ、ガイドさんと一部の参加者だったことが発覚。そんなふうに、参加者たちが何となく何となくで集まって、およそ10人程度のメンバーが揃ったところでツアー開始!

 

①【カフェ】Little Lane

記念すべき1店目はこちらのおしゃれカフェ。本格的なドリップコーヒーが楽しめる有名店とのこと。もちろん、普段酒ばっか飲んでる羊には知る由もないぞ!

1ショット程度のコーヒーが配られ、外で試飲。羊は根っからのコーヒー嫌い(苦いものが苦手)なのでコーヒーを表現する語彙力が全くないのだが、苦味より酸味が強め、全体的にあっさりめだったような気がする。

 

ガイドさんにコーヒーの感想を聞かれたのだが「俺は…ビールの方が好きなんですけどね…」とリアルダイナミック劇場をしそうになったところで、「酸味が効いている、と思います」と生気のないロボットのように答えた羊であった。ChatGPTさん代わりにお願いします。

②【スイーツショップ】Truffle

2軒目は、チョコレートとマカロンが有名なスイーツショップ。地元密着型のショップなので、ゴールウェイオリジナルのデコレーション(絵画)チョコレートなんかも楽しめる、エンタメにも富んだ楽しいお店だ。

実は羊はこのお店のヘビーユーザーだったりする。「コイツ、わかってるじゃねーか」と面倒臭いバンドのファンみたいな心境で、喜ぶ参加者たちを見守っていた。

ここでは、ジャム入りクロワッサンと、一口サイズのチョコを2ついただいた。どちらも約束されたyes, you're the winner!!!!このお店は本当におすすめなので、みなさんゴールウェイに訪れた際はぜひ寄って行ってくれよな!

③カフェレストランMc Cambridges

再びMcCambridgesに戻って、1Fの食料品コーナーをチラ見しつつ、2Fのレストランスペースへ。ツアー用の試飲コーナーが設けられていて、チーズやハムをいただきながら酒3種を飲み比べ。待ってました!!!!

飲み比べますのは、アイリッシュウィスキー/アイリッシュプチン/アイリッシュブランデーの3種類。ジェームソンファクトリーで培ったテイスティングテクを早速活用していく〜〜!

アイリッシュウィスキーは、こてっこてのアイリッシュの風味。クセがなくて後味もスッと消えるよね、アイリッシュ「俺は…スコッチの方が好きなんですけどね…」

 

プチンは初めて飲んだのだが、ウォッカアブサンの中間みたいなアルコールの味。アイルランド人はこういうのが好きなのか…?と疑問に思っていたら、お葬式のときに餞別(送り酒?)のようなテンションで飲むものなんですよ〜、とガイドさんから補足あり。現地の人にも少し特殊なお酒だそう。

 

最後はブランデー。ニッカのアップルワインみたいな味がした。おそらく原材料も作り方もほぼ同じではなかろうか。お酒が苦手な人にはこれが一番飲みやすいと思われる。

 

この飲み比べ会の恐ろしいところは、全てを何の躊躇いもなくストレートで飲ませてくるところ。まあテイスティングだから正しいっちゃ正しいんだろうけれども。お酒が飲めない人はちょっとしんどそうな雰囲気だった。飲み干す必要は全くないので、苦手な方はガイドさんに自己申告するか、酒好きの誰かにあげましょう。

酒の肴にハムとチーズが登場!チーズは、控えめなヤギチーズと、オーソドックスなプレーンのアイリッシュチーズのアソート。ハムの方は、ラムの生ハムと、チーズ入りサラミ。この、ラムの生ハムが美味くて美味くて美味すぎた!!!臭いんだがそれがいい!酒との相性もヨシ!これだけでもツアーに参加した甲斐があったってもんよ!みなさんもぜひお試しあれ。

④【レストラン&バー】Ean Galway

お次は石造りの外観が特徴的なレストランへ。ゴールウェイ内のレストランはそれなりに回っているのだが、こちらのお店は初めて入店。

ゴールウェイは魚貝が有名で、アイルランド屈指の美味しいシーフードが食べられるエリアになっている。このレストランでは、どうやらプチ魚料理をいただけるようだ。

 

出てきたのは、チヂミみたいな見た目のフィンガーフード(写真忘れ)。説明があまり聞き取れなかったのだが、アジア人にとっては馴染みのある見た目なので、恐れずに口にしてみることに。

 

そして口に広がったのは、日本のソウルフードOKONOMIYAKIの味。生地こそ何故か不自然に揚げ焼きされているものの(記事はたこ焼きに近い感じの食感)、ソースの味といい、鰹節といい、マヨネーズといい、これはまごうことなきお好み焼き。美味い。そして日本に死ぬほど帰りたくなった。日本の料理は世界一ですよ、ホント…。

⑤【アイスクリーム】MURPHY'S

そろそろ甘いものが欲しいでしょ?と言わんばかりに、お次はアイスクリームショップへ。アイルランドの有名なアイス屋さんで、ゴールウェイに限らず、都市部や観光地でよく見かけるお店。ちょっとお高めだが味も美味しい。

でもね、寒いんだよ。知ってる?今の外気温、13度なんだよね。今日は陽も出てないしさ…。

 

このアイスクリーム屋さんは、お客さんの気が済むまでスプーン試食をさせてくれるので、羊は1口試食のみにして、アイスはギブアップ。羊以外にも寒さを理由に注文しない参加者が3人ほど。そして羊たちの前には、何故かピチっピチの超ショーパンを履いているTシャツ姿の男性。アイリッシュ…狂ってやがる。(ちなみにこの日だけで4人くらいそういう人を見ました。)

⑥【パブ】Massimo Bar

最後はパブだろうな、と踏んでいたところ、King's Headを通過し、Monrroe'sを通過し、Craneの道には入らず、どこに向かうんだろうと思っていたところ、Massimoに到着。マシモは夜からスタートの印象が強くて驚いたのだが、どうやらツアーのために一部だけ開けていてくれた模様。そうそう、そろそろギネスが飲みたかったんだよね。

一番奥にあるおしゃれなテラス席を貸し切って、最後のお酒とフードをいただく。こんな場所があったなんて知らなかったのでちょっと感動しつつも、思いっきり外席なので普通に寒い。こういうところがアイルランドだな〜としみじみ。。。

飲み物はタップを選べるわけではなくて、店員さんの作ってくれたカクテルをいただいた。カンパリと…ええと、何か他の酒と、炭酸水だったと思う。羊にカクテルは難しい。

 

ここまでくるともうこれ以上酒が飲めない人も発生していて、ソフトドリンクとかノンアルカクテルにはできないのかな〜とぼんやり思ってみたり。アイルランドは酒飲み以外に厳しいようだ。

付け合わせは、ゴマペーストとスモークサーモンのブルスケッタ的なもの。一番上に乗っている酢漬けのオニオンが美味い。

そんなこんなで2時間ちょっとのツアーもあっという間にお開きに。お店チョイスのバランスが良く、初めてゴールウェイに来る人も、少し慣れてきたくらいの人も、楽しみながら回ることのできるコースどりになっていると思いました。そしてフードが美味い!ごちそうさまでした!!

非ネイティブにはちょっと難易度が高めかも

羊は美味いものが食べ飲みできればそれで満足!な羊種なので満足度は高かったが、正直ガイドさんが言っていることは30%くらいしか聞き取れなかった。語学学校の初日みたいな気分になったぞ!懐かしい!!

 

タイミングの悪いことに、今回は全員が英語ネイティブ(アメリカ、オーストラリア、ガイドさんはアイリッシュ)だったので、アジア羊は完全に四面楚歌。ラテン系レベルでも非ネイティブがいれば違ったかもしれないが、羊レベルの英語力では太刀打ち不可能だった。英語が堪能な人はきっと、羊以上に楽しめるはず!そして、英語ができなくても、酒と肴は裏切らないことを知った!

 

参加者の皆さんはとてもフレンドリーで優しく、英語がしどろもどろな羊にもちょいちょい話しかけてくれ、ツアーは終始和やかな雰囲気だった。比較的年齢層が高めだったのもラッキーだったかもしれないメェねえ。

 

というわけで、今回はゴールウェイフードツアーの様子をお届けしたぞ!ネットで手軽に予約できるので、気になる人はぜひともー!他のコースも楽しそうすなぁ。

galwayfoodtours.com

 

帰りに行きつけのパブでギネスをチャージイン!日本は大型連休真っ只中!みなさん、GWもご安全に!