アイルランドワーホリ日記(2022~2023) ~ニート羊は英語で話す夢を見るか?~

我、古今東西の酒を愛する日本羊なり!ワーホリにかこつけてアイルランドでビール三昧。語学学習...?知らない言葉メェねえ。

ダブリンまでファストトラベルしますか?-14 EURO-

 日本人の友人が在アイルランド日本大使館でパスポートを更新するとのことで、便乗してダブリン日帰り旅をすることに。ゴールウェイからはバスで3時間程度。

 首都のダブリンは、日本で言う東京〜銀座感くらいの規模で、雰囲気もどことなく似ている気がする。ただし天気は基本悪い。4年前にアイルランド観光で訪れた時もこんな感じのどんよりした曇り空だったことを思い出した。

 昼食は、水曜どうでしょうのロケ地として使われたというThe Stag's Headという老舗パブで取ることに。

 シックで落ち着いた印象のパブだった。夜はもう少し賑やかなのかもしれない。

 

 腹を満たした後は本丸の大使館へ。中心街から徒歩+バスで30分程の場所に国旗が上がっていた。職員さんは物腰柔らかな方だった。こっちで何かあったら駆け込もう。

 

 この後、適当に街歩きやお土産ショップを物色し、帰りのバスが来るまで噂のテンプルバー(おそらくアイルランドで1番有名なパブ)で飲んでみることに。クリスマス内装ガチ勢である。

 何飲もうかな〜。ギネスかスミスィックスかな〜と思ってラインアップを見ていると、店員さんに「あっちの中央の方が色々タップあるよ」と教えてもらい、メインホールのタップまで足を運んでみた。お客さんもスタッフも皆背が高く人同士も入り乱れていて、躍る小馬亭でビールを運ぶホビットの気分を味わえる。グラスじゃなくて陶器ジョッキなら完璧だ。(アイルランドではまだ陶器ジョッキを見たことがないけど。)

 …あ、貴方様は!?!?!?!?!?日本では卸が終了になってしまった…キルケニー殿!?!?!?!?(左から二番目)

 

 ゴールウェイのパブ巡りでは発見できていなかったため久々の再会に鼓動の高鳴りを抑えられない。もちろんオーダーはキルケニーで!店員さんありがとう!

 

 束の間の喜びの後、カウンター脇に設置されていたカードリーダーに左腕のiwatchが届かず店員さんと一緒にあたふたしていたところ、カウンターに座っていた屈強なおっちゃんが羊を体ごと持ち上げてくれ、なんとか支払いを済ますことができた。サンキューおっちゃん。…そんなことある???

 再会のキルケニーは€8.95。高い。キルケニーだけ特別なのか?と思って友人が飲んでいたhouse13の値段を聞いてみたところキルケニーのそれと同額。観光地価格とは恐ろしいものだ。酒を飲むならゴールウェイだな!!!と意見が完全に一致した。が、雰囲気がコテコテのパブかついい感じに賑わっているのでダブリンを観光する際には一度行ってみてもいいと思われますよ!

 

 一日オンリーの弾丸旅はあっという間に時間が経ってしまい、帰りのバスで爆睡をこき、気づけばゴールウェイの見慣れたバスターミナルまで戻ってきていた。ステイ先のシャワーが22時までなので全⭐︎速⭐︎前⭐︎進で直帰。シャワーを出ると一日の疲れがどっと襲ってきた。明日は学校が終わった後、久々に家で心行くまでのんびりしようと思う。

 

 ダブリン観光については、またワーホリが終わる頃にでも2日くらいかけてのんびり回れたらと考えている。とりあえず皆さん、酒を飲むならゴールウェイ。これだけは覚えておいてください。

 

ではでは、火曜日もご安全に!

そこまでだ、残念だったな!

 先週金曜日にライブがあった。見るほうじゃなくてやるほう。実は日本ではバンド活動をしていてライブの経験は豊富な方だと思うのだが、アイルランド渡航してから初めて人前でやるライブなのでそれなりにドキドキするものである。

 

「どんなジャンルなの?」

と、クラスメイトやホストファミリーとの会話にその話が上ると必ず聞かれる。その度に羊は申した。

 

「私にもわからん。」

 

 そもそも羊は日本ではベースギターを嗜んでいたのだが、気づけばパーカスとしてバンドに組み込まれ、数時間ノンストップの即興演奏の練習に勤しんでいた。リーダー曰く、イベントで<人の一生を表現したい>とのことで、母体の中に生命が芽生えてから最後に棺桶に入って魂が抜けるまでの人生の過程を即興で演奏しろと圧をかけてくる。メンバーのほとんどがアドリブにも対応できるレベルの手練れたちなのだが、残念ながら彼らは(羊も含むが)壁が壊される経験も両親が目の前で巨人に食べられる経験もしていないので、終始困惑顔である。日本で楽器講師をしていた友人でさえ、正解がわからないと苦笑いしていた。

 

 そして迎えたライブ当日…。

 会場になるスペースは川のほとりにひっそりと佇んでいて、テラスでビールで飲んだら気持ちよさそうだな〜などと考えながら会場入りした。

 中はイベント用の貸しスペースのようになっていて、なぜか照明が紫で、この時点でなんか怪しい。

 気を取り直して設営に励む羊。メインは左下のダマブーカ?というトルコ太鼓を使い、それ以外は曲の雰囲気に合わせて細々したパーカスを使い分けていく。リズム楽器は毛すら生えていない初心者なので完全に勘だ。

 

 あらかたのメンバーがリハを終え、羊はある違和感に気づいた。そう、この会場、まさか、酒が…ない…!?

 

 …1万歩くらい譲って演者はいいだろう。2時間ぶっ通しで演奏だし、まあある意味演奏中に酒を飲んでいる余裕もないっちゃない。が、オーディエンスはどうだろうか?このイベントは即興音楽の演奏がメインという訳ではなく、<即興音楽に合わせてオーディエンスが各々自分の望むがままに踊り狂う>ことが主題だ。え、みんなそんなヤバいこと素面で出来んの…????やっぱりこれ、なんかのヤクのパーティーとかなん????

 

 不安を隠せぬまま、設営終了から本番前リハまで1時間程度のお暇をいただき、一旦心を落ち着かせるために逃げ込むようにパブへ。

ただ飲みたいだけだろ?というツッコミは野暮ですぜ。

 ここは最近のお気に入りパブ。現金のみがネックだがローカル感があって(いつも競馬中継やってて)落ち着くのだ。30分ほどで飲みは切り上げてリハへ。

 

 ライブについては、自分自身は本当に演奏しっぱなしで、オーディエンスは踊り狂いっぱなしなのでまともな写真がないのだが、唯一、<死>のセクションだけ自分で撮影するチャンスがあったので紹介しよう。

 お分かりいただけただろうか?(私には分からん。)ちなみに、ステージは会場中央にあったため、実際の規模はこの写真の5倍くらい。ううむ…西洋人恐るべし。

 

 演奏に集中していたこともあってあっという間に2時間がたち、ドリンクもフードも全くないままイベントは終了した。

 やっと落ち着いて飲めますね、ということで友人とパブにて打ち上げ。うまい。

 その日は一人友人が(疲弊して)帰ってしまったので、翌日土曜日に改めて打ち上げ。

 牡蠣と白ワインで優勝。学校を自由に休んでいい無職のワーホリ民という立場を悪用し、ことあるごとに牡蠣を食している。もし当たっても家に篭ればいいからね。(日本で当たったときは死にかけたが)

 はしご酒で比較的規模の大きなパブへ。こっちの暖房器具の下で飲むのがマイブーム。ガス灯とストーブの暖かさにほっこりしながらキンキンのビールをいただく感覚は、日本で言うコタツでアイスに近いと思う。

 ハロウィンが終わったかと思えば街は瞬く間にクリスマスに鞍替えして、ゴールウェイの中央広場にもいつの間にかクリスマスマーケット用の骨組みが出来上がっていた。一晩で法隆寺建てられちゃう並のスピード感である。クリスマスマーケットレポもお楽しみに。

 

 日曜日、家で顔を合わせたルームメイトに聞かれた。「ライブはどんな雰囲気だったの?」と。羊は申した。「私にもわからん。」「本当に申し訳ない。」と。動画を見せてみたが、案の定彼女の顔にも??????????が浮かんでいた。ルームメイトの担任の先生が今回のイベントの主催者だからして余計にややこしい。

 

 そんなこんなで大きなイベントが一つ終わり、これからはまた日常編に戻って次の満月の日まで待つこととする。エアスクエア周辺は少しポートアイランド感があるかもしれない。(火土に怪しいおっちゃんいそう)

 

 気づけばもう11月。寒くなってくる時期なのでみなさん毎日ご安全に!

わかる、Ghost Appleって名盤だよね

 ハロウィンが近づいているからか、今週は怒涛だった。そう、もう英語は聞きたくないと思えるほどに…。

 日曜日。ダブリン(首都)近くのアウトレットへ行く。レンタカーの車種はなんとNI○SANで、カーナビの操作画面も日本語。しかしながら、地図情報がローカライズされておらず、カーナビの中の車は道なき道をひた走るのだった。

 往路は土砂降りで死を覚悟するレベルの視界の悪さと揺れだったが、現地に到着するとそこには青空が広がっていた。特に買うものもなかった羊は、昼食を取ったり道に迷ったりしながら束の間の晴れ間を楽しんだ。

 流石に何も買わんのも…と思い、リンツ(チョコレートメーカー)のアドベントカレンダーを買ってみた。安かったのかわからないが€12。12月が楽しみだ。

 レンタカーを返し終わった後、街中のバーで夕食を取ってから解散。運転お疲れ様でした。>友達

 

 月曜日。腹痛でダウン。犯人はヤス

 

 火曜日。学校の後、11/4に予定されているライブのリハ。三時間ぶっ通しで即興演奏。魂が抜けかける。メンバーの一人がちょっと不機嫌になったところで試合終了。

 パブの中で人々が踊るらしい。自分で言うのもアレだが結構怪しい。

 

 水曜日。学校のハロウィンパーティ…という名のただの飲み会。音楽も普通のヒップホップだった。(ちょっと残念)

 一部仮装して参加するメンバーも。

 う…!数年前、会社終わりにフラッと渋谷の碁会所に行った帰りにエライ目にあった記憶が…!!皆さん、ハロウィン当日はくれぐれもご安全に。

 

 木曜日。近くの教会で合唱の練習。

 聖歌は良い曲が多い、と思う。活動は面白いのだが、一週間の疲れがどっと出て、若干英語アレルギーになってきた。聞こうとしても言葉が左から右へ抜けていく…。次の課題曲を完全に聴き逃した羊である。

 

 金曜日。休憩時間に校内で謎の警報器が鳴る。机に潜りそうになったところを、アイルランド地震は来ない!と踏みとどまり、廊下の安全を確認してから荷物をまとめて校外に避難。あまりの手際の良さに「日本人すごい」とクラスメイトから褒められる。

 避難は生徒によりまちまちだったが、先生たちが自分のクラスのメンバーを点呼することもなく、誰かが本部に何かを伝えるわけでもなく、寒空の下で15分ほどが経過。スタッフの人がもう入って大丈夫、と皆を誘導し無事に教室に戻ることができたのであった。普通に授業がはじまった。休憩時間返して。

 ちなみに原因不明とのこと。そのあとも3回警報が鳴った。アイルランドは平和だなぁ…(遠い目)

 

 学校終わりに再びライブの練習…の前に、パブで偶然あった日本人のワーキングホリデー民と昼食へ。メニューにtempuraがあったので試しに頼んでみることに。チャージイン!(GOでもいいよ)

 天ぷらとは…?納得はいかないが美味しかったので許す。沖縄料理の天ぷらに似ている気がする…?

 練習前にパブでひと飲み。すでにこの時、生命の充電が今にも切れそうだったため、命の泉であるビールでチャージできるはず!と…愚かな羊は思っていた…。プイプイ!

 通し練習…辛すぎる…。眠い…。途中で臨死体験ゾーン?みたいな時間があって、本当に少し寝てしまった。すまんリーダー…。

 

 この夜、家の布団にダイブして、気づいたら寝てしまっていて、起きたら今朝の10時だった。慣れない言語の中で暮らすには昼寝が必要なのだ、と一通りはしゃいだ後にコテっと眠る、マザーの孫を見て思った。昼寝の時間をなかなか取れないのが社会人の辛いところである(ニートなのにどうして…)。

 

 東京で10年間会社員をしていた頃のことをよく思い出せない。毎日9時には会社にいて夕方まで仕事して、その後飲みに行ったり、ジムに行ったり、楽器の練習をしたり、好きなゲームを何時間もやりこんだり。土日はスタジオに行って練習してから飲んで、その先輩や従兄弟の家に移動して宅飲みしたりして、たまに友達とどこかへ出掛けて。あの頃のバイタリティはどこへ…と思わずにはいられない。今は朝7時に起きた日に、夜の24時近くまで立っていられる自信が全くない。本当はもっと起きていたいけれど、毎日22時ごろにおとなしく寝る日々が続いている。日本にいた時より寝心地のいい布団も少しある気がする。帰国したら寝具にはお金をかけよう。

 

 前の職場の飲み仲間が会社近くの居酒屋で飲んでいたり、友人と従兄弟が馴染みの居酒屋で飲んでいたりと、日本からちょいちょい写真が届くたびに、あの頃の生活が少し懐かしくなる。まあ遅かれ早かれ1年後には同じような生活に戻るわけだけれども。羊が帰るまで、日本のこと(主にいい飲み屋のこと)は頼んだぜ!刺身とおでんが美味しそうだ!チキショー!

 

 さて、今夜は友達の友達が主催するブラジリアンパーティー?に行ってくる。友達曰く、前回開催された時は朝の5時までぶっ続けだったそうだ。(途中で帰れるそうだが。)果たして、羊はどこまで起きていることができるのだろうか!?乞うご期待である。

 

 パーティーの様子はまた次のブログにて。皆さん、土曜日/待合室もご安全に。

笑ってはいけない(ミサ編)

 毎週土曜日はしばらくミサ通いの羊。夕飯が18時から、ミサが19時からと忙しない。

 朝から昼にかけて降り続いていた雨が止み、外の空気はほのかに暖かかった。雨が降ると暖かくなる、はゴールウェイで使える不思議なライフハックだ。

 

 本日はキッズミサとのことで、会場には先週より子供の姿が多く見受けられた。教会でコソつく不審な日本人は目立つのか、2階席にいた合唱団のリーダーから「今下にいるでしょ?上(合唱団の控え席)に上がってきていいよ。」とチャットが届き、いそいそと階段を登って他のメンバーに合流した。隣の優しいおばさまに次の曲は何かを逐一教えていただきながら一緒にミサを過ごす。

 

 何がキッズミサなのかというと、先週はスタッフの女性らしき人がおこなっていた聖書の朗読を子供たちが交代しながら読み上げる、ということらしい。緊張していたり、堂々としていたりと色々な子がいたが、皆とても聞き取りやすい通る声でしっかり朗読していて偉い!!と思いました。(英語わからんくてすまん)

 

 途中から神父のターンになり、信者たちとお決まりのコールアンドレスポンスをするのだが、その様子に興奮した赤ちゃんが独自のレスポンスを展開し、他の信者のターンが終わった後も彼(彼女?)のテンションは収まるところを知らず、神父と熱いラップバトルを繰り広げるのだった。しかしここはさすが聖職者、赤ちゃんの煽りに決して乗ることなく淡々とミサを信仰する。負けじとヒートアップする赤ちゃん。そして、笑ってはいけない信者たちの三つ巴の戦いが…今始まった…。

 

 信者たちは彼らなりに頑張って耐えていたのだが、一人があまりのシュールさに屈して小さな笑い声をあげると、他の信者たちも耐えられなくなり、くすす…く…くす…く…おい!笑うなよ…ププ…みたいな雰囲気になり、本日の敗者は信者たちとなった。録音できなかったのが悔やまれるシュールさでした。

 

 帰り道には来るハロウィンに向けてのデコレーションがお出迎え。あ、これコ○ンでみたやつだ!

 

 帰りは中心街近くのホテルに併設されているバーで一息。なんとなくギネスの気分じゃなかったので今日はハイネケンで。夏フェスを思い出しますな。

 

 今日は事務的にやるべきことが多くて少し疲れたのだけれど、明日は遠出のドライブに行く予定があって朝が早いので、一杯で切り上げて帰宅せねば。

 

 みなさんもそれぞれ土曜日を楽しめましたでしょうか?明日は日曜日!引き続きご安全に!

DA N RO!

 この国は魔法の国か!?

 ゴールウェイの中心街と家のちょうど間くらいにある老舗のパブ。個人的に気になっていたが中が見えない造りなので腰がひけていたのだが、遂に今日来訪がかなった。

 

 出迎えてくれた人の良さそうなおじいちゃんにギネスを1パイント頼む羊。超笑顔でギネスを作ってくれるおじいちゃん。待つ羊(※ギネスは注ぎ終わるまでに3〜5分くらいかかるぞ!)。笑顔でギネスを差し出すおじいちゃん。

 

羊「…。」

おじいちゃん「(ニコニコニコニコ)」

羊「(払わす気ないんか?)あー…クレジット使えます?」

おじいちゃん「OH!おけおけ!」

クレジットの機械「エラー」

おじいちゃん「??(ピッピッピ)」

クレジットの機械「エラー」

偶然きた他の店員さん「どしたん?」

おじいちゃん「使い方わかんない…。」

店員さん「こうしてこうしてこうだよ。」

羊「(ピッ)」

おじいちゃん「OH!グレート!!サンキュー!!」

 

 このパブいいパブだな…(しみじみ)。疲れた時にまた一人でこようと思う。

 

 今日は教会で開かれているコーラス隊の練習に初めて参加してきた。初めにコーラス隊のリーダーが活動の説明を丁寧にしてくれた。その後、レギュラーメンバーも含めて実際に練習。どうやら楽譜はないみたいで、代わりに歌詞カードと、既存メンバーにはそれぞれのパートをソロで録音したファイルと、インストのみのファイルが配布されていたようだ。あらかじめ各々予習をしてくるスタイルだが、もちろん社会人がほとんどの隊なので、リーダーが指揮をとり、一つのパートずつお手本音源を流して音をとっていく。このおかげで羊や他の初回メンバーたちもそれなりに楽しく歌い上げることができた。

 

 本日練習をしたのは3曲だったが、その中でもこの曲の歌詞がとても印象に残ったため紹介しようと思う。

 

Somewhere In My Memory

Candles in the windowShadows painting the ceilingGazing at the fire glowFeeling that gingerbread feeling
Precious moments, special peopleHappy faces, I can see
Somewhere in my memoryChristmas joys all around meLiving in my memoryAll of the music, all of the magicAll of the family, home here with me

 すごくいい歌詞なんだけど…すごくいい歌詞なんだけど…羊が思い出したのはとあるAA(アスキーアート)である。

 クリスマスとは夏休みだった…?

 

 体当たり続きだが、少しずつ落ち着ける場所を開拓中だ。特に行ってみたいパブはたくさんある。特に、1階がパブで2階が小さなホテルになってるやつ!!躍る小馬亭かよ!!俺がアンダーヒルだよ!!!と、もう見るだけでテンションマックスなのである。

 

 ハロウィンやクリスマスに向けて街は忙しいらしいが、異邦人としては全くもってピンとこない今日この頃。ハロウィンはもう来週だ。友達の誘いで学校のハロウィンパーティーに参加することになっているがすでに後悔しかない。陽キャ代表のルームメイト(スパニッシュガール)の「私も行くよ!楽しみだね!」と言っていた笑顔を思い出して踏ん張りたいと思う。

 

 今週は一週間が長すぎて死ぞ。明日はやっと金曜日。皆さん華金は思いっきり飲みましょう!アデュー!(ベルばら50周年チクショーーーー!)

白ヤギさんからお手紙着いた

 黒羊さんたら読まずに飲んだ。

 

 日本人の友人のパスポートが期限切れ間近だそうで、その場合はアイルランドで更新することもできるらしく、彼女は大使館さんにお手紙を書いていた。そのお手紙を遂に郵送するぞ!とのことで、郵便局に一緒に着いて行った時の話をしよう。

 

 ゴールウェイの郵便局は中心部にあり、水曜日の13時ごろにお邪魔したからか、その場には利用者による長蛇の列ができていて、友人と羊もその列の一番後ろについた。日本の郵便局のように目的によって列や窓口が分かれているわけではなく、受付番号のようなものも自動発券機もない。(もちろん待合用の椅子もない。)用がある人は皆一本の列に並び次へ次へと前に進む。窓口は4つほど稼働していたが、想定と反して存外早く列は進んでいった。おそらく20人程度並んでいたであろう列の最後尾から最前列まで10分ほどだったと思う。手際の良さに拍手。

 

 友人の目的は、ダブリンの日本大使館にA4サイズの封筒を送ること。追跡も速達も必要ないとのことで、日本では定型の普通郵便といったところか。

 恐る恐る書類を差し出す友人。

 

友「これ、ダブリンに出したいんですけど…。」

局員「Normal郵便?それともRegister郵便?」

友「え?Regiserってなんぞ?」

局員「…わかんないならいいよ(少し怒)。」

友「え???じゃ、じゃあそれで…。あ、あとno-foldで!できます?」

局員「はいはい…€2.10ね。」

友「え?なんて?」(友人は英語が上手なのだが、日英問わずたまに聞き逃しや聞き間違いががある)

羊「にーてんいちぜろユーロだって(ボソボソボソ)」

友「おっけおっけ!」

 

 ということで、ゴールウェイからダブリンへ、無事に郵送手続きが完了したのであった。アイルランドがほぼ北海道の大きさで島は一つだけ…と思うと、日本より少し割高だろうか。

 

 ちなみに、後から調べたところ、Resisterというのは追跡機能や補填機能が着いた特別郵便のこと。日本でいう「書留」がサービスとしては近そう。それ以外にも、

 

EU圏内向けの速達(Next Day Delivery)

・それ以外の主要国向けor比較的大きく貴重な荷物の速達(International Delivery)

・少し料金が安くなるWEB支払いサービス(Degital  Stamp)

 

などがあるようだ。アイルランド圏内はほぼ翌日に届くからか国内向けの速達はないみたい。

 

普通郵便の標準価格

引用元:https://www.anpost.com/Post-Parcels/Sending/Postal-Rates/Standard-Post

 

 角形封筒は一般の文房具屋さんで購入できるが、不安があれば郵便局で定型の封筒も販売しているので、出す前に一度足を運んでみてもいいだろう。

 

 なんでこんな記事をタラタラ書いたかというと、ワーホリや留学生向けに、日本にポストカードを送る方法!といった記事は埋もれるほどあったのだが、アイルランドで国内向けに郵便を出す方法!が全くヒットせず、結局友人と凸する運びになったためだ。今回、局員さんが若干ぶっきらぼうな性格だったため、「オランモア(友人が住んでいる小さい街)の局員さんはみんな優しいのに…」と友人は少し凹んでいた。とりあえず酒でも飲もうぜ!とのことで一枚目の写真へ戻る。

 

 異国で暮らしていると、先人たちがいるとはいえ、やはり分からないことだらけで体当たりをする回数が日本(母国)に比べて格段に増えた。人の身体は素直なもので「たいあたり」を繰り返しているとPPが減っていき、最後は悪あがきの状態になりHPが減り始める。おかげで毎日快眠なのは嬉しいが、たまには通い慣れた日本の居酒屋でクダを巻いて飲んだくれたいと思う日々である。

 

 というわけで、遂に味噌に手を出してしまった。

 全体的にすごく…ピンク…です…。今度日本の友人とZOOM飲みをする時に白鶴を開けたいと思う。

 

 明日は華金!みなさん金曜日もご安全に!

迷える子羊、ミサへ行く

 土曜日の夜、血迷える羊はミサへ行く決心をした。

 ミサは毎土曜日の19:00から開催されていて、基本的には誰でも参加できる地域イベントとのこと。

 

 ステイ先から教会近くまで一本で行けるバスが通っているとのことで、18時からの夕飯をかきこんでバス停へ向かう。幸運にもバスは3分程遅れが生じていたため余裕を持って乗り込むことができた。

 

 5分程走った後、なぜかバスは本来のルートから外れ、中心街近くのバスターミナルらしき場所に停車した。ミサの時間は刻一刻と迫っており焦る羊をよそに、運転手は座席から立ち上がりこう言い放つ。

 

「ちょっくら飲み物買ってくるわ!二分くらい待ってて!」

 

 動揺を隠せない羊をよそに、他の乗客たちは「ならここで良いから降ろせ」(※正規の停留所ではない場所)などと運転手に交渉し、数人がバスから降りていった。その後運転手は本当に言葉通りその場からいなくなり、バスの中には羊ととある女性だけが残された。エンジンも切られ、窓を叩く雨の音を聞きながら長い2分間を過ごす。

 

「お待たせ!寝ててもよかったのに!笑」

 

 運転手は予告通り、2分後に飲み物を手に持ちながら帰って来た。そこから何事もなかったかのようにバスは走り出し、GPSで監視した限りでは数分後に正規ルートへと戻っていった。適当すぎるぜアイリッシュ…。アイルランドで信じられるのは己のpawのみ!また今日も一つ賢くなってしまった。

 

 ミサ開始5分前ほどに最寄りのバス停に到着し、小雨の中を小走りで教会まで向かう。教会前には信者たちのものであろう車が信じられない規模で路駐されていた。(駐車場作ってあげてくださいお願いします。)入口で「異教徒は去れ。」と言われたらどうしよう…とビクビクと教会に足を踏み入れたが、パブのようなスキンヘッドの確認ボーイはおらず、あっさりと侵入することに成功した。

 

 ※ここからは、異教徒によるレポートなので、敬虔なカトリックの方は見ない方が良いです。同じく異教徒の方&カトリックだけど右の頬を打たれたら尻を差し出すくらいの余裕のある方だけご覧ください。※

 

 粗相が目立たないように、物心がついたばかりであろうちびっ子の後ろを陣取っておく。程なくして神父の入場とコーラス隊による聖歌斉唱?によりミサがスタートした。

 ミサの進行は、神父とコールアンドレスポンス→スタッフによる聖書朗読→その内容をもとに神父が史実や最近のニュースに絡めて説教→神父と一緒に合唱→募金→パン食べる→神父とコールアンドレスポンス、といったような流れになっていた。(うろ覚え)

 

 意外とこちら側が何かアクションすることが多く、立ったり座ったり跪いたりと忙しい。コールアンドレスポンスや合唱は、初めから暗記していないと全く参加できないため、ライト層(そもそもいないだろうけど)そっちのけのコアファン向けになっている。

 

 以前ローマ教皇が訪日した時、教皇のミサはライブ会場みたいだった…というレポを見つけたが、今ならその意味を少しは理解できる気がする。何というかこの会場…得体の知れない一体感があるのだ。ごく一地域の教会(と神父)でさえそうなのだから、教皇レベルとなればそれはもう、ビー○ルズレベルの大御所バンドによる大規模世界ツアーと言って差し支えないだろう。やっぱKYOKOはすごいぜ!

 

 募金は任意。パンは多分異教徒は食べちゃダメ(多分)。ということで後半は席に座って大人しく様子を眺めていた。手前の席のちびっ子たちは終始退屈そうだったが、泣いたり叫んだりはせず偉いなあと思いました。(KONAMI

 

 およそ45分でミサは終了し、その後に特に何かあるわけでもなく各々解散。外の雨は先ほどより威力を増していて、車で帰っていく信者たちが羨ましくてたまらなくなった。だめだ、懺悔室に行かねば…。

 んでもって、全くの異教徒である羊が何故ミサへ行ってきたかというと、羊は密かに地元のゴスペルグループ(男女混声/年齢不問)に参加しようと暗躍していたからだ!

 

 良さげなグループを見繕って参加応募をしてみたところ、土曜日にミサで歌うからよければ聴きにおいでよ!と言われホイホイ参列した次第である。グループは7曲ほど聖歌らしきものを歌っていたが、歌い方が全く聖歌っぽくなくむしろポップス寄りとも言えるほどで、聴きながら天使にラブソングをという映画のライブシーンを思い浮かべていた。なんか謎のソロもあったし。

 グループには2階の専用席が与えられていて、バックはおそらくCD音源、皆の声はマイクで拾って歌い上げるようだ。

 

 今週の木曜日にさっそく体験練習があり、課題曲を歌えるようになったら毎土曜日にこの教会へ歌いに来ることになるだろう。無料でできるアクティビティはありがたいメェねぇ。

 

 音楽活動といえば、ミサの翌日は語学学校のティーチャーが主催するセッション会に呼んでもらい、羊は日本でエレキベースを弾いていたのだが、すでにセッション会にはベーシストがいたため、Darambookaという謎のターキッシュドラムをお借りして参加させてもらった。その際何かがティーチャーの琴線に触れたのか、なんと11/4(金)にパブだかクラブだかでライブに参加させてもらう運びとなった(Darambooka役)。打楽器でライブに出るのは人生初なので気を引き締めつつ大いに練習に励みたいと思う。

 

 ティーチャー曰く、"People will come to dance and we'll take them in a journey with our music."(原文ママ)という、クスリでトリップの隠語か?と思えるような怪しい説明だったが、健全なライブであることを信じたい。

 

 本来の目的であるトラッドが今のところ聴き専と化してしまっているのだが、ティンホイッスルを教えてくれる、という元ヤ○ハ音楽教師だった謎の日本人とも知り合いになったので、手の届くところから少しずつ、少しずつ、気ままに活動の範囲を広げていければと思う。

 

最後に…

 

先生…!!甘じょっぱくてコクのある日本料理が食べたいです……

 

 食に関する最近の唯一の楽しみは、サタデーマーケットで売られている手巻き寿司(€5)についてくるガリを食べること。ひつじは しょうきに もどった!!!(もう限界)

 

 みなさん、火曜日もご安全に!